おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・  伏見たいやき店(旧) in  静岡県清水区興津

2010年04月05日 | たい焼き


 東海道の宿場町の一つ、静岡県興津町があります。現在では静岡市が政令都市になった為、清水区興津となりました。ここに40年以上の歴史がある、たい焼き屋が有ります。
  JR 東海道本線興津駅を下車すると、いや~・・・静かな町ですね。電車が駅を出てしまうと、周囲に音が無い!興津駅から100メートル歩くと、そこに東海道(国道1号線です。ここまで来ると、車の走る音がします。そのすぐ先には、駿河湾が見えます。東海道を行き交う昔に人達は、この光景を見ながら旅を楽しんだ事でしょう。その国道1号線興津駅入り口の交差点から、静岡方面に100メートルくらい歩くと、興津のたい焼のたて看板が目に入りました。これが無いと、ここがたい焼き屋とはわかりません。東海道の宿場町という事もあり、その景観を損なわないたい焼き屋です。

            興津のたいやき屋 伏見屋.jpg  

 今回の興津のたい焼伏見屋さんは、先ほども言いましたが、この場所で40年以上焼いている、東海道の名物のたい焼き屋さんです。ガラス扉をガラガラと開けお店の中に入ると、お店屋さんとは違う、何処かのお宅に来た雰囲気です。昔の民家で見られるように、玄関を入ると広い土間があります。ここ伏見屋さんも昔の民家の造りで、その土間の一角にたい焼きスペースを設けていました。なんでしょうね、この情緒のある感じ。無理をしないのんびりとしたお店の雰囲気・・・いいですね。そこに何気にサイン色紙が飾られていました。焼いている様子を見ると、定番の連式とは違うまとめて焼ける変わった形の焼き型です。
 早速興津のたい焼を買う事にしました。「たい焼きを一つお願いします」と言うと、店主であろう年輩のお母さんが、既に焼いて置いてあるたい焼きではなく、焼き型に入った焼きたての物を、「熱いので気をつけて」と言って渡してくれました。この気遣い嬉しいですね。たい焼1個100円ですが、それ以上支払ってもいい気持ちになります。
 伏見屋さんを後にして、東海道を興津駅に向かい歩きました。確かに焼きたては熱い!桜が咲く時期とはいえ、まだまだ空気が冷たい。この温度差が、たい焼きを美味しく感じさせてくれます。参考までに今回の伏見屋さんですが、夏季7月~9月はたい焼きの販売をしていないようです。
 駅に到着し、側のベンチで冷めた頃を見計らって食べてみました。外見はパリッとしている感じですが、意外とたい焼きの皮がやわらかい。皮の厚みも薄い所もあり若干厚い所あり、この不規則な感じの手作り完がいいですね。そしてなんと言ってもこのたい焼きの美味しい所は、中に入っている餡子です。あずきの粒は崩さず、されどやわらかい食感?そうですこの餡子は、伏見屋さん自家製の手作りの餡子です。あずき本来甘さを生かし、程よい餡の甘さがすごくいいですね。しつこい甘さが無いので、もう1つ2つ食べても問題なし。この興津のたい焼、リピーターが多いはずです。お店にサイン色紙が飾ってあった理由がわかりました。

 

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