前々から話には聞いていましたが、浦安に「たまごフライ」なる食べ物があるらしい。そしてこの土日に開催されている、浦安市民まつりで、その全貌が明らかにないました。
このたまごフライは、漁師町浦安に古くからある食べ物との事。30~40歳代の方に聞くと、子供の頃は当たり前のように食べていたそうです。現在は頻繁に売られてなくて、今回のような年に一度の市民まつりや、4年毎にある浦安祭りの出店に姿を現すだけです。もしくは浦安市猫実(ねこざね)の自治会の方達が、毎月25日に地元の公民館でたまごフライを作っているらしい。
というわけで、念願?のたまごフライを食べる事ができました。以前知り合いの地元の方に「たまごフライって知ってる」と聞かれ、僕の想像では、ゆで卵を丸ごとフライにした物と思いました。ところが答えはNO!その後いろいろ想像を膨らませ、いろいろと答えたのですが、結局正解にたどりつきませんでした。そしてその答えを教えてもらったにもかかわらず、いまひとつたまごフライが想像できませんでした。そしてついにそのたまごフライをこの手にしたのです。
見た目は薄っぺらいコロッケ?ころもにソースがしみていて、甘辛い香りが食欲をそそります。それを一口かじってみたところ、なんでしょうこの硬い食感は?というかどこにたまごがあるの?唯一中に入っているのは玉ねぎだけです。なんでたまごフライ?地元で子供の頃から食べている人に聞くと、「材料にたまごを使っているから」と言ってました。これだけ聞くと、なんだそれはとなりますが、小麦粉とたまごを混ぜてパン粉をつけて油で揚げるとこんな形になります。たまごフライがどれくらい昔から浦安にあるのか分かりませんが、物が無い時代のたまごは貴重だったのかも?だからそのたまごを名前に使ったのでは?
現在ではディズニーのおかげで日本中から人が集まって来ますが、ほんの数十年前まで、浦安は東京湾の小さな漁師町です。ここだけの話ですが、昔の人いわく、浦安の漁師は気性が激しく、唯一東京都に架かっている浦安橋を渡って、タクシーすら来るのを拒んだ時代もあったらしい。それが現在では、舞浜駅は多くの人でに賑わってます。
おっと話がそれましたが、浦安名物たまごフライは陰ながら地元で受け継がれている味です。もしこれがB級グルメにでも選ばれた時は大変です。まあその可能性は薄いかな?でも旧浦安街がたまごフライで盛り上がると、20年以上前テレビの企画で賑わった、フラワー通り商店街以来の活気にわくこととでしょう。
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