和歌山と大阪なんばを結ぶ、南海鉄道の南海線があります。その中の小さな駅でなんば行きの電車を待っていると、各駅停車の電車とは違う、なにやらいかつい電車が目の前を走り抜けて行きました。濃いブルーの車体に丸い窓。それに加え、先頭車両の奇妙な形?運転席部分が大きく丸く、それと対照的にアンダー部分が鋭角にとがった迫力があるノーズ。思わず「なんだあれは」と声を出したくなりました。JR九州の列車も、いろんなデザインが走ってましたが、まさか大阪でこんな変わった列車があるとは驚きです。
南海線の各駅停車の列車に乗り、のんびり大阪の街並みを眺めながらなんば駅に到着しました。すると先ほど目の前を通り過ぎて行った、あの奇抜なデザインの列車がホームに停まっていたのです。その姿を改めて近くで見ると、これが電車なのかと思わせるスタイル。たとえると、中世の戦士の鎧のようにも思えます。
自宅に帰り、あの列車の正体を調べると、名前を特急ラピートといい、南海線のなんば駅と関西空港駅を走る特急列車です。その先頭車両の丸い頭と鋭角な形のノーズ。そして濃いブルーの車体から、鉄人28号というニックネームで呼ばれているらしい。
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