おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

京都で出会ったかき氷

2012年08月18日 | デザート


 毎年思うことですが、今年の夏も暑い。節電、節電といわれながらも、何とか八月の半ばが過ぎようとしてます。
 さて僕が今回訪れたのは、歴史豊かな京都。まあ~皆さんご存知の通り京都は盆地ということもあり、夏暑く冬は寒いそんな日本の四季がもっとも感じられる場所です。僕が訪れた日はラッキーなことにそれ程蒸し暑くなく、去年訪れた時の、あの「もぁ~」とした地面から熱が舞い上がる感じではなかったです。それでも歩くとそれなりに汗ばむこの日。ちょっとの時間でプチ観光を試み、夏の京都の街を歩いて見ました。
 観光地ということで、八月の京都は人が多い。京都駅周辺は意外にも若い人のグループが多く、皆さん地図やパンフレットを持ち、京都駅から路線バスに乗り、多くの観光スポットに散って行きました。僕はとりあえず京都の雰囲気を味わおうと祇園方面に行くことにします。京都駅から七条に行き、そこから五条大橋まで歩きましたが、地図で見るとそうでもないと思われた距離も、歩くと結構ありますね。確かに観光客の皆さんがバスを利用するわけがわかります。とにかくここまで来たら先を急ぎます。五条から路地に入り、小さな川が流れる木屋町通りの木陰を歩きます。このあたりは老舗の料理店と洋食屋が良い雰囲気で立ち並ぶ静かな道です。たぶん夜はまた違った雰囲気を感じさせてくれることでしょう。間口が狭く奥行きがあるつくりは京都独特の町並みであり、これは昔間口の広さで税金が課せられていた為、奥行きを長く取ることで間取りを確保したと聞きます。すぐ裏に鴨川が流れていることで、その美と涼を楽しめるそんなお店を探すのもおもしろいと思います。
 そんな町並みを抜けると四条通りに出ます。ここまで来るともう観光客がいっぱい。遠くに見える木々が生茂っている所が八坂神社ですね!まあーよー歩いたこと。鴨川を通る風も、僕の汗を癒すほどではありません。確かこの辺りにかきが食べられる店があるはず。八坂神社までの間に数多くのお店が並んでいて、確か向かって左側にお目当てのお店があるはず。一軒一軒確かめながら歩いて行くと、の旗があるお店を発見。ここも京都ならではの、間口が狭く奥行きがあるつくりのお店です。さすがにもう暑い。急いで店に入り席に着きました。ご紹介が遅れましたが、こちらは黒豆茶庵・北尾 祇園店です。こじんまりとしたお店で、一番に目を引くのが、一箇所だけ石臼が置かれているテーブルがあります。これに関してはお店のホームページ等で見てください。
 お店のお姉さんが注文を伺いに来ました。勿論かきと決めてはいますが、メニューの中にかきわらび餅が付くセットがありました。噂では、黒豆茶庵・北尾さんのわらび餅が美味いらしい。ここで問題なのが、セットの場合かきの器が小さくなるようで、それだったら思いっきりかきを食べたい僕には論外です。数種類あるかきの中から僕が選んだのは、京都らしい?宇治金時です。注文と同時にお姉さんが「上にほうじ茶のアイスを乗せることが出来ますがどうしますか」と聞かれたので「お願いします」と気持ち高ぶらせながら答えました。うーこれは楽しみです。
 目の前には冷えたほうじ茶と小皿に乗った色違いの三種類のお豆さん?宇治金時が来るまで、黒豆と緑色の豆?そしてもう一つが・・・なんでしょう?とりあえずこのお豆さんを楽しむことに・・・・。それからまもなくしてやって参りました宇治金時!まず驚いたのがにかかっているシロップでない液体が濃い緑色であること!そしての上にのっているアイス。というか、今にも崩れ落ちそうで、宇治金時に木のスプーンを入れる前に、このアイスを緑のの壁の麓に移す作業から取り掛かりました。何とか器から落ちない場所に置き、応急作業の際にスプーンに付いたアイスをなめてみると、ちょっとほんのり苦味が感じる甘さでこれは美味い。いやいやアイスで満足してはいけません。お待たせしました、宇治金時の緑色したをひとすくいして口の中に・・・・、おおっ!来たーこのなんともいえない苦味ー!これはまさしくお抹茶そのものですぞー。先にアイスを食べていたせいもありますが、濃厚なお抹茶の苦味がの冷たさとともに口の中を刺激します。たぶんだけでも美味しいと思いますが、このアイスの存在も大きく、一緒に食べると凄く美味しく、お抹茶の苦味が引き立ちます。下につぶ餡がありますが、これと一緒にを食べると、よもぎ餅を食べているような和菓子のテイストが感じられます。この濃厚なお抹茶の味は、そう易々と甘さに負けることはありません。徐々にお抹茶味のが溶け、最初白かった下の部分のをも緑色に変えてしまってました。が無くなり残った緑色の氷水を飲み干す。味が薄れはしますが、最後の一滴まで冷たいお抹茶でした。これぞ京都ならではのかきといえるでしょう。

 

 

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