おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

快適高速バスの旅    大阪-舞浜 (T.D.L)

2012年11月26日 | 旅行


 今回もまた、高速バスに乗って来ました。ただ今回は、人生初体験となった夜行バス。何故今まで夜行バスに乗らなかったのか?と言うと、まず一つにバスのシートではゆっくり寝られないだろう。その二は、仕事で行っている為、いくら寝られたとして疲れがとれないのでは?その三は、朝起きた時にリセットした気持ちで仕事をしたい。他にも理由はありますが、そんなこんなで今まで夜行バスは避けていました。
 では何故、今回乗る事になったのかというと、その日の仕事終わりが夜8時頃予定。場所が池田市ということもあり、仕事が終わって梅田駅に到着するのが夜9時頃になってしまいます。何とか最終の東京行きの新幹線に乗れないことも無いけれど、でも当日どうなるか不確定の為、確実に東京に帰れる手段として夜行バスにしたのです。となると、どんな高速バスに乗るかが問題。大阪出張まで一週間あったので、じっくりどの高速バスにするか考えることにしました。


 手っ取り早いのは、僕がいつも高速バスを予約する為に使う 楽天トラベル高速バス検索。ルートと月日を入力すると、その日の高速バスを見る事が出来ます。まあ一週間前なので、いろんな高速バスが選び放題。長時間の乗車なので3列シートが良いですね。それと値段重視で考えると、僕のいつも愛用している青いボディのあの高速バスにしようかな・・・。これなら新幹線で大阪から帰る金額の半額以下で済む。でもこれだけいろんな高速バスがあるのだから、たまには違ったバスも乗ってみたくなります。改めて選択することにして、まず金額は安くても長時間の快適性を重視して、4列シートは除外。となるとやはり3列シートのバスをチョイス。2+1の配列か3列単独の車両がありますが、寝ることも考えてここは3列単独ですね。後は時間とバス会社を選びながら、楽天トラベル高速バスの画面を上下にスクロールを繰り返しました。と、ここでおもしろい物を発見!何だ、2列シートって?まったく眼中に無かったこの「2列シート」の文字!試しにこの欄をクリックしてページを開いてみたところ、あの白とピンクの独特なボディカラーでおなじみの WILLER EXPRESS(ウィラー・エクスプレス) の高速バスではないですか!舞浜あたりでよーく見かける白とピンクのWILLER EXPRESS高速バス。高速道路を走っているとよーく見かける白とピンクのWILLER EXPRESS 高速バス。名古屋でも仙台でもよーく見かける白とピンクのWILLER EXPRESS高速バス。気づけば隣を走っている白とピンクのWILLER EXPRESS高速バス。どんだけ大きいのだろうWILLER EXPRESS。いつかは乗りたいと思っていたWILLER EXPRESS

       

 WILLER EXPRESSと言えば、ボディのカラーもそうですが、車内のシートのレイアウトやシート形状も豊富で、これがバスのシートなの?と言った、他のバス会社では無いであろうさまざまな物が存在します。それはWILLER EXPRESSの魅力でもあり選択肢の一つになってます。その中でWILLER EXPRESS2列シートとは、その名も「コクーン」と呼ばれる、他では考えられないレイアウトの空間!詳しくはWILLER EXPRESSのホームページをご覧下さい。
 僕が乗る予定は金曜日の大阪発の便。週末ということで、その時の金額が10800円。他の夜行バスと比べ、だいぶ金額が高いけれど、でも新幹線よりは2000円くらい安い。どちらの視点でこの10800円という金額を見るか。数日考えた末、これはまたの無い機会と思い、残り1シートのタイミングで予約しました。


 さてWILLER EXPRESS コクーンに乗る時がやってまいりました。楽しみでもあり、初体験ということで不安もあり、なんだかヘンな気持ち。予定より早く梅田駅に着いた僕は、WILLER EXPRESSのロビーカウンターがある梅田スカイビルに向かいました。梅田駅から地下通路を通って日本通運の貨物線路の向こう側に出ます。このあたりは反対側に見える梅田駅大阪駅の騒がしい賑わいが無く、閑散とした静かな場所です。出発まで少し時間が出来たので、夕ご飯を食べることにしました。新梅田シティの地下に作られた、昭和レトロな空間の浅見小路に、数件の飲食店があります。その中かつどん専門店・喝鈍で、目の前で揚げたてのとんかつ定食 850円を美味しくいただきました。残りの時間は、ウェスティンホテル大阪の庭園を眺め、大阪の余韻を楽しむ。

        


 受付を済ませ、22:00出発までWILLER EXPRESSの待合室で待つ。しばらくして乗車開始の案内。一号車・二号車に別れ、僕は一号車に乗車。わくわくしながら一歩・二歩と車内に乗り組むと、予想に反しなんだか凄く圧迫感のある空間でした。ホームページでご覧いただくと分かりますが、個々に仕切られた空間を通路に向けて斜めにセッティングされていて、これが指定席まで行くのにちょっと狭い。8列目に到着し、シートに乗り込む。ここで約7時間過ごすことになる。まずは椅子状態のシートの背もたれを倒してみた。めいいっぱい倒して130度らしい。この状態は結構楽ですね。そしてこのシートは腰の部分が可動する。腰を持ち上げるような感じで140度になるそうです。ああ、でもこの腰の感じいいかも。次にレッグレスト(ふくらはぎの部分)を持ち上げると、フラットに近い状態になるのだが、ここで一つ問題が。僕の身長は180cmで、それとあわせ足のサイズが27.5cm。パーテーションの形状が、足先の部分が鋭角に狭くなっている為、足を交差しないと延ばせないのである。どうやっても、足先が落ち着かない。レッグレストを下げれば何とか具合はいいけれど、なんだか残念な感じ。多分170cmくらいの方ならベストマッチかも?
 そんな状態の僕を乗せたWILLER EXPRESSは、定刻通り大阪を出発。アイマスクとマスクを用意し、いつでも寝る準備完了。バスはまず京都駅で乗客を乗せ、名神高速に乗る。草津SAで一回目の休憩の後、新名神を走行。その頃からうとうとし始め、気が付いたら2回目の休憩場所の浜名湖SAで目が覚めた。浜名湖SA?そうこのWILLER EXPRESSは、新東名ではなく旧東名を走っていたのです。僕が思うに、高速で事故等の障害があった際、回避しやすいように旧東名を走行するのでしょう。次に停まったのが鮎沢PA。ここで僕はトイレ休憩を取るため、バスを降りて身体を伸ばした。山の中にあるPAなので、空を見上げると星がきれいです。その後もう一度寝て、気が付いたのが東京駅を経由してTDLに向かっている時でした。意外と寝られたので、なんだか良い朝をむかえた気分です。乗車して一度も備え付けのテレビの電源を入れていなかったので、ここで初めてテレビをつけ、朝のニュースなどを見ました。
 今回思ったのは、まったく身体が痛くない。このシートは腰に負担がかからず、長時間の乗車も楽です。また機会があれば利用したいですね。日によって9000円前後の時があるので、そこが狙いかな。


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