たい焼きを探しに、長野県飯田市に来ました。長野県は縦に長い県で、ここ飯田市は長野県の南に位置します。
僕ははじめて飯田市を訪れました。いつものように町をぶらぶら散策。一番に感じたのが、あまり人が歩いていませんね。僕がいた時間は昼1時頃なので、みなさんお仕事をしているのでしょう。道沿いにたくさんのお店があり、結構活気があるようにも思えました。
街中の道も整備されていて、他の街ではあまり見かけない光景がここ飯田市にありました。それがラウンドアバウトという交差点です。交差点といっても信号機が無く、よくフランスやイタリアなどにある、丸く作られた中心を、車がぐるぐる回るあれです。とはいえ、ヨーロッパの物ほど大きくはなく、交通量もそんなに多くないので、時計回りにスムーズに回ってます。この場所が2箇所あり、円の中心に緑が設けられいて、きれいな街並みの一つになってます。後で調べてみると、「平成22年度から(公財)国際交通安全学会と連携し、社会実験を実施してきました」(飯田市のホームページより)との事です。長野県警察本部には、急がば回れ「環状交差点」Start!という説明ページもあります。
さて今回のたい焼き屋さんですが、飯田駅から5分~10分くらいの場所にあります。駅を背にして右方向に歩きます。飯田病院の交差点を右に曲がります。そして飯田線の踏切を渡り、飯田信用金庫が左に見えて来ます。そして通りを挟んだ左側にお目当てのたい焼き屋さんがあるはずですが、それらしきお店が見当たりません?ただ通りから細い路地に入る三角の場所に、古い小さな建物があります。確かあの場所のはずですが、お店の看板がありません?よーく見ると、「営業中」の文字が・・・!「あっ見つけた」と同時に、「やっていてよかった」という安堵の気持ちでいっぱいです。ただ店の中が見えないし、ちょっと躊躇してしまうのが正直な気持ちです。でもそこにたい焼きがあるのだから、気持ちを無にして買う事にしました。
お店の玄関の所に暖簾がかかっていますが、実際はお店の中ほどの、縦に2枚あるガラス窓の下の所から注文します。恐る恐る(その時の気持ちです)ガラス扉を開けると、中に年配のおばさんが一人で動いていました。その瞬間、一気に不安な気持ちが吹っ飛びました。そしてたい焼きを注文。するとおばさんが、大きな白い袋を渡してくれました。100円を支払い、お店を後にしました。一瞬の出会いでしたが、すごく優しそうなおばあちゃんでした。
飯田駅に戻る途中、近くの公園で食べてみました。それにしても、たい焼きの大きさに対し大きな袋です。その中からたい焼きを取り出すと、この薄さは一丁焼きではありませんか!それに表面の柄がないのは、長年焼いて来た年季が入った証拠です。美角屋(みかくや)さんのたい焼きを頭からガブリ。皮は薄いけれどちょっと硬いかな・・・・?確かに、既に焼いてあったので仕方ないですが、逆に考えると、冷めた状態でこの食感ならまずまずです。たぶん焼きたてなら すごくおいしいと思います。そして中に入っているあんこですが、たぶん自家製なのでしょう?甘さが微量で、小豆の味がほとんど占めている感じです。なので甘さを求めている方には、ちょっと物足りないと思います。でもなんかおいしい。小豆の形が若干残っている物あり、なんて言うか、田舎のおばあちゃんのあんこです。甘味を探りながら、一匹食べてしまいました。これならもう一匹食べられますね。
今回は冷めていて残念でしたが、家で電子レンジかオーブンで熱を加えて食べるとおいしいと思います。
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