たい焼きを探しに、群馬県太田市に来ました。さて群馬県太田市で有名な物はなんでしょう?といわれて、思いつくのはやはり焼きそばですね。太田市には焼きそばが食べられるお店がたくさんあり、太田焼きそばのお店がたくさん掲載されている、小さい冊子がありました。
なぜ太田市で焼きそばが食べられたか?その理由は、太田市のど真ん中に、有名な会社があるからです。それはあのスバル自動車です。以前太田焼きそばの事を調べた時に、工場で働く人たちが、簡単に食べられるのが焼きそばだったとの事です。諸説ありますが、(株)スバル(旧 富士重工)の発展と共に、太田焼きそばも愛されて来たと思います。そんなスバルと太田焼きそばの町にも、たい焼き屋さんがありました。
東武伊勢崎線の太田駅の北方向に、小高い山が見えます。そこは金山城跡で、そこにつながる道(金山城跡線)を進みます。すると進行方向の左側に、大きなお寺?が現れます。そこは太田七福神 弁財天・義重山大光院新田寺です。今回のたい焼き屋さんは、このお寺の正門のすぐ目の前にあります。
今回のたい焼き屋さんは、いつものようなお店ではなくて、喫茶店です。お店の名前はクルンモットさんです。 外見は町の喫茶店で、お店の前には焼きそばとあげたい焼きの幟がありました。こちらでも太田焼きそばが食べられるようです。太田焼きそばを食べたいよーな気分ですが、でもやっぱりたい焼きかな・・・。
たい焼きを買うのは、お店の中です。喫茶店での飲食目的ではないので、ちょっと躊躇しながらお店の中に入りました。狭い空間にカウンター席とテーブル席があり、薄暗い中にスーと入ってしまったのに、なんの違和感がない事が不思議です。 カウンターの奥に年配の女性がいて、この方がクルンモットさんのオーナーさんですね?
そこですぐに揚げたい焼きを注文しました。注文してから揚げているのでしょう?「座ってお待ちください」とオーナーが言うと、厨房で何かをやっています。僕はカウンターの椅子に座り、カウンターに置かれた太田焼きそばの冊子を見ていました。そこにクルンモットさんのお店も掲載されていました。
数分経った頃、揚げたい焼きが出来上がりました。僕は持ち帰る事にしたので、お店の名前が入った白い紙袋に入れてもらい、クルンモットさんを後にしました。その紙袋を持ち、広い義重山大光院新田寺を歩きながら食べました。
たい焼きを油で揚げています。だから揚げたい焼きなわけですが、今まで何度か食べて分かった事が、たい焼きを手で持つと、手が油だらけになってしまいます。「それはあたりまえでしょう」と思われるでしょう。僕もわかってはいますが、つい指でつまんで取り出してしまいました。でもティッシュでふけばいいだけの事です。揚げたい焼きを食べる時は、事前にポケットティッシュを用意しておきましょう。
紙袋からたい焼きの頭を少し出し、そこをがぶり。おー!意外にベトベトしていない。揚げたてはサクサクで、すごく食べ心地がいい。そして中のあんこもより甘いように感じます。これはおいしい。口の中で揚げたい焼きを噛む度に、サクサクとアゴの骨に伝わります。つまり油で揚げているのに、そんなに油っこくないのです。どんな油で揚げているのでしょう?たい焼きの中の生地がやわらかく、表面だけさっと揚げてあるような、凄く軽い食感です。
クルンモットさんのたい焼きは、揚げたい焼きのあんことクリームの2種類だけです。普通のたい焼きはありません。だって喫茶店ですから。でも揚げたい焼きを食べてみて、やはりこだわりがあるのでしょう?きっと。冬の群馬県は寒いので、揚げたい焼きは最高です。
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