たい焼きを探しに、神奈川県小田原市に来ました。小田原市は関東平野の西の端に位置し、小田原城がそびえ立つ歴史のある街です。西に進むと、湯河原や熱海や箱根といった温泉地があり、各地から多くの人々が訪れます。ただ気なるのが、小田原駅周辺を歩いていても、観光客らしき人をあまりい見かけません?もしかして、小田原は素通りしてしまっている?路線図を見ると、東海道本線と東海道新幹線のこだまとひかり(一部列車)が停まります。新宿駅からは小田急線で来て、箱根登山鉄道に乗り換えて箱根に行けるし、小田急ロマンスカーなら新宿駅から乗り換え無しで箱根湯本駅に到着します。江戸時代でいうと、東海道の9番目の宿場町。現代のスピードでは、ダイレクトに湯河原・熱海や箱根に泊まってしまいます。
さて今回のたい焼き屋さんは、小田原駅から歩いて15分くらいの場所にある新栄堂さんです。小さい川を渡った所に小田原百貨店・寿町店があり、ここを目指して行くとすぐにわかります。芦子橋の側にある新栄堂さんの看板には、名代手焼・瓦せんべいと書かれてあります。そしてお店の真ん中のたい焼きを焼いている所の窓には、赤い暖簾に「名代手焼・うすかわたい焼」と書いてあります。新栄堂さんたい焼きは午後2時から販売で、夕方近くには売り切れになります。
事実僕が以前に一度訪れた夕方5時(その時のお店の写真)近くに、生地がなくなり販売終了になってしまいました。リベンジの意味で、今回は何とか午後3時頃に到着。新栄堂さんのご主人であろう、見た目80歳くらいのおじさんが焼いていて、僕がお店に入った時には、既に10匹以上焼いて有りました。お店の中には看板の名の通り、瓦せんべいも有りました。120円を支払い、ちょっとかすれ声のご主人からたい焼きの入った紙袋を手渡してもらいました。
新栄堂さんを後にし、小田原駅に戻りながら食べてました。新栄堂さんのたい焼きは、一丁焼きの天然物。尾びれが反り上がり、くっきりとした焼き上がりがいいですね。それを頭からかぶりつくと、お腹の部分は薄皮ですが、全体的に生地がしっかりしたたい焼きです。皮の表面はパリッとしてますが、生地が凝縮されたちょっと硬めのもちっとした歯応えですね。尻尾の先まで入ったあんこは、甘さ控えめの美味しい粒あんです。これは地元の皆さんがまとめ買いするのがわかります。
ふと思ったのが、新栄堂さんは瓦せんべいも焼いていますよね-。もしかしてこのたい焼きの生地も、瓦せんべいの生地と同じ・・・?いやいやそんな事はないでしょう?それならもし瓦せんべいの生地でたい焼きを焼いたら、硬いたい焼きが出来るのかな・・?バキバキ音をたてながら食べるたい焼きって、なんかおもしろそー!
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