今日は建て主検査でした。
午後からじっくり行う予定が、お仕事の都合で朝一番に変更。
私の方も年度末で設計事務所の残務処理が溜まっているので、早く行うのは助かりました。
家具、建具がほぼ付いて、仕上げが出来た状態をご覧頂くのは今回が初めて。
私もスタッフに任せていて見ていないところがあり、ちょっと冷や汗ものでした。
本来は事務所検査が先で不具合を手直ししてから、建て主様には見て頂くのですが、今回はご出張でかなり後になってしまうため、急きょの検査日程でした。
結果的にこの段階で見ておいてもらって良かったと思います。
まだ、直せますからね。
優しい方なのか、一度スタッフに承認したけれど、遠慮して言えていなかったという部分もお聞き出来ました。
改善出来ることは、やってあげたいなと思います。
現場の方に無理を強いらない範囲でですよ、もちろん。
私自身が、これは建て主様が望んだ結果なのかな?とちょっと違和感を覚えたところが、実はテイストが違うと言われて、やはり。
私が考える設計事務所の役目は、建て主様の好み、考え方をどこまで理解し、具現化して行くか。
ちょっとしたツマミの選定でも、そこを間違うと方向性がずれるということです。
デザインを強要しない。共有できたら最高!
と思っています。
↓木調の中にクリアのツマミ。
う~む、金属か木か自然界にあるものでないと合わないなぁ。
事務所ではクールな建具デザインには採用するシンプルなものですが、今回の建て主様にはちょっと不釣り合い。漆喰の壁ですからね。スタッフ指導についても反省。
工事も後少しのブラッシュアップ。
私も当初のデザインと方向性の共有イメージを思い出し、今一度全体をまとめて行きたいと改めて思った一日でした。