せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

こどものまほうの力とは? こども環境学会のセミナーに参加して

2019年09月02日 | 子ども・環境


9月になりました。早い早い、笑。

毎日、仕事に家庭生活にと、精一杯行動しているつもりでいます。
それでも、どんどん、今年の予定が押しています。

自分の勉強時間の確保が後回しになりがちなので、
興味があり、まだ予定が入っていな日であれば、
「えいっ」と、スケジュール帳に書き入れています。

今年、学会活動を復活させると同時に、
こども環境アドバイザーの更新の年でもあり。

資格者にとってこども環境セミナー参加は自主的で良いのでが、
行ける時には行こう!と、すぐに申し込んで、
後は直前まで、他のことに集中して忘れる。

実際、8月最後の週末。

予定した時は、余裕?のはずが
諸々の仕事の調整、家族の予定などで、危うく行けないかも?
という状態でした。

しかし、自分との約束。

行かないと誰かのせいや、何かのせいにしそうな
自分が嫌で、責任は自分にありと、

夕食は事前に作り置きして
さっと行って、さっと帰ってきました。
(その後の親睦会は今回は不参加)

自分のこどもにしわ寄せしていては、
こどもの環境を考える、、、など本末転倒ですからね。

この辺の兼ね合いは、本当に難しいですね。。。

前置きが長くなりました。

行こう!と決め手になったのは、
実際に、テーマが魅力的だったことと、
遠方からお越しいただく講師の方に、興味をもってのことです。

テーマ『こどものまほう(力)を、まちに発信する

具体的な事例と、関わる方の想いと、そして
今の子ども達の置かれている環境、教育現場の課題など
会場からの質問も絡めて、短い時間でしたが、有意義に過ごせました。

いろいろな活動をされている方の、
行動や思い、こどもたちのことを知ることは、
現代社会を知ることだなぁ、としみじみします。

信州こどもミュージアムの館長さんである講師は、

『今は、昔の原始的な生活は、自分の力と
周り(自然の力)と関わり合って生きていた。

現代社会は何もかも与えられていて、周りに無関心。
それが勿体無い』と、おっしゃいます。

こどもたちは、周りと関わることで、
自分の力にも、実は気づく』のだそうです。

廃材利用のゲームやおもちゃを作ったり、
虫とのふれあい、観光ガイドブック作成などなど、、、

プログラム「まっくらやみパーティー」など、とても楽しそうです。

具体的に、「まほう」というのは、
ファンタジーの世界を描くことでした。

こどものまほうのちからって何だろう?

と、考えていましたが、

「創造する力」
「夢見る力」
「こんなの無理と思わず、アイデァを練ってみる柔軟さ」かなぁ。。。

と、お話を伺いながら、分析していました。

私がこどもの時、もし、スマホのようなおもちゃがあったら、
コードの繋がっていない電話機で話すなど、
魔法使いと思ったに違いありません。

それが、今は現実。

「まほうの力」って、

「未来を信じる力」
「未来を変える力」
「未来を創る力」

のことではないか?と、思えてきました。

これって、今の大人にも必要なのではないかしら?

うん、やはり、こどもの環境を考えることは、
社会課題を考えること。

こどもの課題、教育現場での課題は、山ほどあります。

貧困、虐待、いじめ、引きこもり、、、
その根っことなる部分から、紐解いていかなくては。

それぞれが、自分の立ち位置で出来ることを、
目の前のこどもたちに行うこと。。。

講師は、活動の一部は、仕事ではないので、活動資金集めと
仲間づくり(同士)が課題とおっしゃっていました。

こどもに関わることは、本当にそうですね。

イベントでも、大人からは参加費を多く取れても
こどもからはなかな取れませんよね。

私も、どうにかこうにか、続けている感じなので
痛いほど、そこのところが分かります。

この講師の方は、美術館などを活用しての活動、
その手があったか!とプログラムのアイデァに刺激を受けつつ、、、

私自身は、木育が行動指針ですから、
その部分で、啓発活動を続けていきたいと、
改めて思うのでした。

こども環境アドバイザーとして、
自分のスタンスで、
自分の周りから、少しずつ紐解いて参ります!