先週末は横浜市S邸のオープンハウスでした。
外は雨でしたが、さらっとした室内空間は、漆喰の壁とヒノキ無垢板の調湿効果のおかげでしょう。
玄関ホールは、天気が良くなくても、照明なしでここまで明るさが確保出来ています。
正面階段の窓からの明かり、上部吹抜けのポツ窓の明かり、玄関引戸上にも欄間を設けるなど工夫が凝らされているからです。
設計だけの力ではなく、住む方が何を希望して何を大事になさっているか、そういったことからアイデアや工夫が生まれるのです。
出来上がってみて、検討して良かったと思う瞬間です。
階段の一段目、壁の段差はカーブを描いています。
普段はあまりR面の採用はない当事務所ですが、小さいお子さんの安全をとても重視なさった建て主様。柱もきれいな面取り。
さりげない優しさに包まれています。
来場者から「仕上がりがとてもきれい」というお言葉を頂き、嬉しく思います。
これも、住む方の優しさと施工された方の優しさが、うまくまとまった例ではないかと思います。
きれいに丁寧に創って下さった分、愛着を持って使って下さると良いですね。
こちらも入居後の楽しみです。