この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

凡庸なホラー映画だった『アナベル 死霊館の人形』。

2015-03-03 21:50:21 | 新作映画
 ジョン・R・レオネッティ監督、アナベル・ウォリス主演、『アナベル 死霊館の人形』、2/28、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2015年9本目。


 劇場で公開されるホラー映画は出来るだけ観に行くようにしています。
 理由はいくつかあって、まず一つ目は家で一人で見るには耐えられないホラー映画が(たまに)あるからです。
 ホラー映画鑑賞が一種の恐怖体験であるならば、恐怖を減ずるような鑑賞方法は矛盾するようですが、耐えられないものは耐えられないので、あまりに怖そうなホラー映画は劇場で観ています。

 もう一つ、これが重要なのですが、自分はホラー映画が劇場で観れなくなる、そんな状況になるのが嫌なのです。
 実は自分はそこまでホラー映画が好きというわけではありません。せいぜいアクション映画やSF映画と同じぐらい好きと言えるぐらいかな。
 でも単純明快な娯楽作と違ってホラー映画って規制を受けるものじゃないですか。
 事実、自分が子供の頃はテレビでもホラー映画が当たり前のように放映されていました。それがいつしか規制を受け、放送されなくなりましたからね。
 同じことが映画館で起きないとも限りません。
 ホラー映画が映画館で公開され続けるために自分が出来ること、それはやっぱりホラー映画を映画館で観ること、これしかないと思うのです。

 閑話休題、本作は昨年公開された『死霊館』のスピンオフ作品です。
 ジェームズ・ワンが監督した『死霊館』は本当によく出来ていたホラー映画だと思います。何気ない恐怖描写が非常に秀逸でした。
 スピンオフ作品である本作にもそれなりに期待するものがあったのですが、残念ながらストーリー、恐怖演出、美術、その他、すべて『死霊館』には遠く及ばず、凡庸な感が拭えない作品でしたね。
 エンディングも「え?それでいいの?」と思える感じで、あまりすっきりするものではありませんでした。
 
 まぁ本作はあまり感心しませんでしたが、ジェームズ・ワンが『死霊館』の続編を監督するという報を耳にし、嬉しく思います。
 彼には是非格の違いというものを見せつけて欲しいですね。


 お気に入り度は★★、お薦め度は★★は五つで満点、☆は★の半分)。


ps.ところで先ほど劇場で公開されるホラー映画は出来るだけ観に行くようにしている、などと殊勝な発言をしましたが、実は3月は【未体験ゾーンの映画たち 2015】という興行があって、かなりの本数のホラー、スリラー映画が公開されるんですよね。
 さすがにそれら全部は観れないので、厳選して何本かは観に行こうと思っています。
コメント (2)
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