この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

美容整形について思うこと。

2018-05-12 23:58:35 | 戯言
 とあるコスプレイヤーさんが700万円かけて美容整形をしたことが話題になっていました(こちら)。

 ネットの反応は概ね好意的なようですが、自分は正直美容整形に対していい感情は持っていません。

 というようなことを書くと、整形をするもしないも本人の勝手でしょ!とか、整形することで幸せになれるならそれでいいじゃないとか言われそうですが、自分はその先はどうなるの?と言いたくなるのです。

 その先、つまり、このコスプレイヤーさんもいずれは結婚するでしょう。
 相手はこのコスプレイヤーさんの人形めいた美しさを見初めたIT会社社長辺りになるんじゃないかな。
 そしてやがて子供が生まれる。
 その子どもが女の子だったとして、このとき旦那さんが生まれてきた我が子を奥さんと同様愛せるのであれば何も問題はないですよ。
 でも、たぶん愛せないですよね。
 自分の生涯の伴侶を顔で決めた男が、伴侶とは似ても似つかない我が子を愛せるとは思えない。

 もし、そうなったとき、奥さんは我が子を何と言って慰めるんでしょうね?
 私は700万円かけて整形したから、あなたは1000万円かけて整形していい男を捕まえなさいとでも言うんでしょうか?
 そんな親子のやり取りを想像しておぞましいと思う自分は間違っているんでしょうか。

 まぁすべては想像にすぎないんですけどね。
 そもそもこのコスプレイヤーさんに結婚願望があるかどうかもわからないことだし、結婚相手の男性も意外と見た目ではなく、心根で彼女のことを選ぶかもしれないですしね。

 ともかく一言言わずにはいられなかったのです。
 女性が、美しくなろうと努力すること自体、美しいことだと自分は思います(正確には美しくなろうとすることに限定されず、何かを努力すること自体、美しい)。
 でも、美しくなるためであれば何をしてもよいというわけではないですよね。
 例えで言えば、陸上競技において、速く走ることは何よりも価値があることです。
 しかし速く走るためならば何をしてもよいというわけではないはずです。
 具体的にはドーピングをして世界記録を出したとしても、その記録には何ら価値がない。
 美容整形にはそれに近いものがあると自分は考えます。

 このコスプレイヤーさんも何も考えなしに整形をしたわけではないでしょう。
 整形するにはそれなりの事情があったはずです。覚悟も必要だったでしょう。もちろん金銭も。
 でも出来ればその先のことも考えて欲しかった。
 見た目は美容整形で誤魔化すことが出来ても、遺伝子は整形出来ないということを忘れないで欲しかったです。
コメント
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