この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

山梨・東京旅行記、その4。

2022-06-01 20:55:58 | 旅行
 皆さんはどれぐらいの頻度でタクシーを利用されますか?
 自分はというと移動の手段が車であることが多いのと、タクシーは贅沢!という貧乏根性を持ち合わせているせいでタクシーを利用することは滅多にありません。
 前回利用したのはいつだったか、ちょっと思い出せないぐらいです。
 けれど、浅間神社での参拝を終えたばかりの自分はタクシーに乗る気満々でした。
 体力も限界に近づいていた上に、夕食を取ろうと思っているお店がどこにあるか、はっきりとはわからなかったからです。
 しかし待てど暮らせどタクシーがまったく通りがからない…。
 ホテルのそばにタクシー会社があったので、タクシーがないというわけではないのですが、富士吉田市のタクシーの見かけなさは異常だと思いました。
 タクシーを見かけたらすぐ乗ろうと思っていたのに結局ホテルの前まで戻ってきてしまいました。

 お店の場所がどこにあるか、はっきりとはわからないと言いましたが、外出する際、ホテルで尋ねてはいたのです。
 スタッフさんがお店の名前を知らなかったので、お店のHPで地図を見てもらいました。
 ここだったらホテルを出て突き当ったら右に曲がって歩いて15分ぐらいですよ、とそのスタッフさんには言われました。
 歩いて15分ぐらいだったら楽勝だな、とこの時は思ったのですが…。

 15分ほど歩いてもそれらしきお店は見当たりません。
 ブックオフがあったので、大して必要でもないDVDを購入して、道を尋ねました。
 そしたら、店員さんは方向は合ってるけど、お店はもう少し先ですね、と言いました。
 まだ先なのか、とは思いましたが、方向が合っているならもう着くだろうと思って、20分か、30分歩きましたね。
 でもそれらしいお店は一向になく、立ち話をしていたサラリーマンらしき男性に道を聞いたら、無情にも、全然方向が違うよ、と言われてしまいました。
 ポキッと、久しぶりに心が折れる音を聞いたような気がしました。

 実は、って程のことでもないのですが、この日の夕食は山梨名物の「ほうとう」を食べるつもりでした。
 うどんの平べったい奴と言ったらわかりますかね。
 ただ、最初からほうとうを食べるつもりだったのではないのです。
 というのも最初にホテルを予約したとき、夕食付きのプランだったんですよ。
 そのメニューが「刺身定食」だということがわかり、何で海のない山梨に来て刺身を食べなくちゃいけないんだと思って、夕食無しのプランに変更し、ほうとうを食べることにしたのです。
 富士吉田市市内にはほうとうを食べさせてくれるお店は少なくありません。
 でもほとんどのお店が夕方の5時ぐらいには営業を終了するんですよ。
 山梨ではほうとうは夕食で食べちゃいけないというような決まりでもあるんですかね。
 一軒だけ夜の9時まで営業しているお店があったので、そこに行くつもりでした。
 たどり着けなかったのですが…。

 結局この日の夕食は【富士山 海の家】という海鮮居酒屋で海鮮丼を食べました。

   

 刺身定食が嫌で外で食べることにしたのに、結局食べたのが海鮮丼というオチに我ながら脱力せずにはいられませんでした。
 でも不幸中の幸いというべきか、その海鮮丼はかなり美味しかったですよ。
 まさか海のない山梨県で新鮮な刺身が口に出来るとは…。
 ついでに話のタネに「稚エビのおどり食い」も頂きました。
 おどり食いって白魚だけかと思っていましたよ。

 それにしてもホテルのスタッフさんにはちゃんと道案内をして欲しいと切実に思いました。

                          続く。
コメント (2)
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