夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

入院生活 16 退院間近

2023年05月02日 | 闘病
入院生活も1ヶ月になり杖で歩けるようになりました。
私の骨折手術をしてくれた兄ちゃん先生は3月いっぱいで
他病院に転勤することになり挨拶に来た。
「Kさん、傷の状態もだいぶ良くなり良かったですね
 今日で私は転勤です」と兄ちゃん先生

「今後は誰が診てくれるのですか?」

「Ks先生が引き継いでくれます」

「Ks先生は背骨の専門ではないの?」

「手術にも立ち合いましたから大丈夫です」と言った。

骨専門の医者だからまあいいか?という事で
「お世話になりました。記念写真撮りましょうか」と
言ったら
「いいよ〜」と
言ったものの、髭面を強調するようなポーズで
スマホに収まる兄ちゃん先生でした。
 
1ヶ月も経つと欅並木は新芽が緑になっていた。

退院間近になり病院生活ではリハビリが終わると
暇になる。談話室(ディルーム)にいると、色々な
人が来る。
会社員らしきお兄ちゃんはパソコンでお仕事か?

車椅子で品のいいいお爺ちゃんが看護師に連れられて来た。
「Aさん、暫くここにいましょうね。下の駐車場の
 車の数を数えていてね」と看護師

「帰り道が分からないから困るよ」とお爺ちゃん

看護師さんは忙しいのか車椅子のお爺ちゃんを置いて
去っていきました。お爺ちゃんは
「看護師さ〜ん。帰り道分からないよ〜」と何度も叫ぶ。

「大丈夫ですよ、迎えに来てくれるから」と私が言うと

「来てくれますかね。心配だな。私、小学校の
 近くの7丁目に住んでいるんですよ。判ります?」
 庭で転んでね、こんな所に来ちゃった。私の
 話面白くないですか?面白くなかったら止めますよ」

「そんな事ないですよ」と言うといきなり、英語を
ペラペラと喋り始めた。
「私ね今92歳。昔、英語を使う仕事していたの
 でも今はこれだけしか覚えていないの。みんな
 忘れちゃうの。家の帰り道も忘れちゃうの
 だから、迎えに来てくれないと困るんですよ」

「大丈夫、ちゃんと迎えに来ますから」と言ったら

「来てくれるかな〜?私ね〜7丁目に住んでいるんですよ」
とまた同じことを繰り返して話し始める。
どうも少し認知症が入っているらしい。それでも30分程
話し相手になってあげたら嬉しそうだった。
看護師さんが迎えに来て
「Aさん良かったね〜」といい、私に

「相手していただきありがとうございます」と言って
Aさんの車椅子を押して行きました。

病院にはいろいろな人がいて面白い。つづく

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