1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

ほんのひとことあれば

2007年03月06日 | Weblog
9月の追悼演奏会の準備のために、母校の各音楽部では卒業部員に「お知らせ」を送っています。
演奏会の来場希望や、懇親会の参加の有無等を、返信用はがきに記入して回答する方式です。
夫が実行委員として取りまとめをしているので、返送はがきは我が家に届きます。
それを見ていると、いろいろな人がいるものだと思うのです。

残念ながら何年も前に廃部になったマンドリン部、300人以上ものOBの連絡先を調べるだけで大変な労力です。
住所録を作成して、案内状の発送。これも手間のかかる作業です。

参加の有無は、家庭や個人の事情(遠方に住んでいるとか)で、やむをえないことです。
でも返送されてくるはがきを見て、正直がっかりすることも多かったです。

欄外に通信欄を設けてあるので、そこに何かひとことあったら、ずいぶんと報われる気持ちになるものです。

「連絡ありがとうございます」
「懐かしい気持ちになりました」
「思い出は永遠です」
「とりまとめ、ご苦労さまです」
「楽しみにしています」

これだけで、こちらの心は温かくなります。

でも、一切コメントがない人が7割くらい。
まぁそんなものかしら。
ちょっとさみしいです。

自分はこういう返信の際、どのようにしていたか考えさせられました。

私の友人で、同居のお姑さんと折り合いが悪かった人がいます。
でも、何かにつけて
「お義母さんがいてくれて本当に助かります」
「お義母さん、大好き」
と口にして言うようになったら、とてもかわいがってくれるようになり、お互いの関係も、家全体の雰囲気も、とても円満になったそうです。

言葉にして表さないと伝わらない気持ちがあります。
言わなくてもわかってるだろう、では、伝わらないだけでなく誤解される可能性もあります。

ありがとう、と口にするとき、人はとてもいい表情になると思います。
眉間にシワを寄せているより、穏やかな微笑みをたたえていたいものです。
ほんのひとことで、うまくいく人間関係もあるはず。
コメント (2)
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