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1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

三ツ橋

2010年05月19日 | Weblog
昨日は書けずに終わってしまいました。

法要の話です。
先日、義父の三回忌をしました。
亡くなった翌年が一周忌、というのはわかるんですが、その次の年が三回忌って。
どうしてここからマイナス1年するのか疑問です。
告別式のあとに初七日もやってしまうし。確かにみんなが集まってるときにやってしまったほうが合理的ではありますが。

読経のあと、お坊さんがするフリートーク(あれはキリスト教でいうところの説教にあたるものだと思いますが、仏教ではどんな名称なんでしょう)が楽しみな時間です。
その道を究めた方の話というのはどんなジャンルであれ興味深い。

先日の話は、
法要というのは、お坊さんを呼んできてお経を唱えるためのものではない、故人のことをひとりひとり思い出すための日だ、ということでした。確かに、納得です。

「みなさん、合掌して故人の笑顔を思い出しましょう」

と言われたことが、その後のお清めの席で話題になりました。

笑顔、と言われてもすぐに浮かばなかった、という意見で皆大笑い。
私も確かに、記憶を呼び戻すのに苦労しました。
晩年は病のための体の痛みで、笑顔を見せることはあまりありませんでした。
元気な頃は仕事にも家族にも親戚にも厳しい人でしたし。
孫には優しかったですが。
笑顔が思い出せないのに合掌している時間がやたら長く、どういう姿勢をしたら体がラクになるか一所懸命考えていた、などと思っていたことがみんな一緒だったことがわかっておもしろかったです。
こんな内容であれ、全員で義父のことを思い出し、楽しく食事の席を囲めたので、じゅうぶんに法要の意義は全うできたと思います。

タイトルの三ツ橋は、こういう集まりに我が家が利用する店です。
2階のお座敷は、座敷でありながら、テーブルと椅子です。
ソファ程度の座面の高さなので和室でも違和感なく、座布団に座るより高齢者には楽なようです。
もちろん、お料理はどれもとてもおいしい。
おせち料理もここのお重を注文しています。
加賀料理ではなく、加賀風、と遠慮がちなのはどうしてか、一度聞いてみたいと思っています。

コメント (2)
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