1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

新盆のお作法

2019年07月10日 | 高齢の親のこと
母の新盆が近付いています。
横浜のお盆は7月なので、今週末。

が、しかし。

新盆って一体何をすればいいのか、姉も私もよくわかっていない。
義父の新盆のときは、提灯を買ってお仏壇の前に出していました。
外で「おがら」を燃やして、きゅうりに割りばしを差して馬を作ったような・・・

実家はマンションなので、果たして迎え火を焚いていいものか。
煙探知機が反応するのではと心配です。
姉との計画は、お花を飾って、母の好物をお供えし、その後2人で食べようというざっくりしたもの。

生徒さんからは「ほおずきをぜひ用意して」と教えてもらいました。
ほおずきについて調べてみたら、こういうことなんですね。
用意しましょう。

義母からは「オセガキのお知らせが届いた?」と謎の言葉をかけられました。
オセガキ・・・
漢字が思い浮かびません。
何のことかと聞いたら、「お寺さんが新盆の人を招いて食事をふるまい、お経もあげる」ことらしいです。
もちろんただご馳走してくれるわけではなく、お布施は必要だそうで。

お墓が霊園にあるとこういう行事(?)はないそうですが、お寺の敷地のお墓だとやるらしい。
母のお墓はお寺にあるんですが、そういうお誘いはありません。特に懇意な檀家さんだけなのかも。

 オセガキについて調べたら、施餓鬼という字だそうで。
思いもよらぬ漢字。
へええ・・・。

できることはやって、あとは気持ちで乗り切ります。

そんなこんなで週末に実家に泊まるのに備え、実家の空気の入れ換えに行ってきました。
父が老健に入ってもうすぐ1ヶ月。
父のいない家は、なんだか不思議な感じでした。
横浜はひさしぶりに青空だったので、窓を開けて換気扇を回しました。
お線香がすっかり消えるまでの間、ざっと掃除機を。

実家から父の施設に向かい、面会時間が終わるまでいました。
顔色も良くご機嫌だけど、ますます記憶が怪しい。これはもう仕方ないのかなぁ。
施設の玄関が吹き抜けになっていて、父の部屋のある2階ロビーのガラス越しに下が見えます。
前回、父がずっと手を振ってくれていてそれに応えてから施設を出ました。
今日はそのことをすっかり忘れていて、2階を見上げることなく出てきてしまい、駐車場に行ってからやっと気付きました。
父が見送ってくれていたら、と思うと胸が痛みます。
でも、もう忘れちゃっただろうな。

コメント (4)
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