ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

富良野といえば、ラベンダー。

2016-09-08 18:25:34 | Weblog


今日の午後はずっと、いつ雨が降り出してもおかしくない、そんな空模様。低くどんよりと垂れ込めた雲。風が強い。

早く宿にたどり着かなければ・・・と、完全無欠の第一候補の宿に泊まれず、そうすると、第二候補の宿にも泊まりたくなくなり、薄っすら第三候補の宿を調べてみると、宿泊費が1.5倍に跳ね上がっており断念。ちょー薄っすら第四候補は廃業閉店。もう候補のストックがなくなったので、スマホで調べる。

1.ハーフメロンが付いて一泊500円の宿。
2.お風呂が付いていて一泊600円の宿。

さぁ、君ならどうする?どちらを選ぶ?

僕は、選び兼ねた。第四候補まで消えると、もうどこだっていい。というよりも、どこにも泊まりたくなんかない。だからといって雨は降る。今にも降る。明日の昼まで降る。泊まらないわけにはいかない。

ハーフメロンか?
五右衛門風呂か?
500円か?
600円か?

結局決められないまま、決めないまま、ロールパンナちゃんを迎えに行った。

そしたらその道すがらに、お風呂付き600円の宿があった。

今にも雨が降りそうなのである。

ブブブーンと宿へ向かうのである。

今日の宿、ラベンダーライダーハウス。

宿に到着してから早数時間。

うーん・・・雨はまだ降らない。降ってこない。



オニオンワンダーランド。

2016-09-08 18:12:04 | Weblog


富良野のガソリンスタンドのおねーさんに「麓郷はこっちの道ですよね?」と聞いた。

知ってるけどね。麓郷はこっちだけどね。
コミュニケーションですよ。コミュニケーション。

ガソリンスタンドのおねーさんは、「そうです、麓郷はこっちですよ」と言った。

それから・・・
「あれ?麓郷への道、通じたんだっけな?うーん・・・」と言う。

「えっ?台風の影響で!!?」

「そうそう、つい何日か前までは通行止めだったんですよ。でも、昨日からかな、通れるようになったって言ってましたね・・・たぶん。うん、大丈夫だと思いますよ!」

そう言って、おねーさんは僕にマクドナルドのコーヒー無料券をくれた。
コミュニケーション、コミュニケーション。

麓郷への道。

突然の未舗装になる箇所が二箇所。バイクを慎重に走らせないと転ぶ。

そのうちの一箇所は、相当ひどかった。グニャグニャになったガードレール。川からあふれた土砂。橋の上に積み重なった倒木、流木。

麓郷の町。小さな町。

畑には、倒伏したトウモロコシ。
畑では、玉ねぎの収穫を急ぐ農家の人たち。
うーん・・・農家は大変だなぁ。

いいなぁ。やっぱり、玉ねぎ植えたいなぁ。
と思う僕なのである。

拾ってきた家。

2016-09-08 16:36:33 | Weblog


北の国から。五郎さんの建てた拾ってきた家。の喫煙スペース。

拾ってきた家には入らない。なぜならお金がかかるから。お金がかかるのはいいけれど、二回も入ったことがあるから、今回は喫煙スペースのゴンドラだけ。

五郎さんの遺言が、石に刻まれてある。

「金なんか望むな。倖せだけを見ろ」

と書いてある。

やっぱりここでも、ちょっとだけ涙がちょちょぎれた。


愛しのロールパンナちゃん。

2016-09-08 15:30:42 | Weblog


悲しいのはなんでだろう?と考えたら、ふと思いつくことがあった。

「あっ、ロールパンナちゃんがいないからだ!」

そうだ、京都行こう・・・ばりに、そうだ、アンパンマンショップへ行こう!と思い立つのである。

麓郷へ。

今日は寒い。
僕は長袖を三枚着ている。ネックウォーマーもしている。

事故の時になくした、ロールパンナちゃんとメロンパンナちゃんのファスナーマスコット。あれがお守り。

ロールパンナちゃん、待っててね。今買いに行くよ。


僕の原点。

2016-09-08 13:27:07 | Weblog


僕は今悲しい。
さっき少し泣いた。
時代は移り変わり、大切なものが消えていく。
それが摂理なのだとしても、悲しいものは悲しい。

泣きながら走っていたら、偶然にも富良野チーズ工房があったので、チーズとミルクのジェラートを食べる。

美味しいなぁ。

グッドアフタヌーン日高高原。

2016-09-08 12:17:50 | Weblog


銀河鉄道の旅は終わって、無事に樺太の上空から戻ってきた。いつか、樺太へ行ってみたい。

今日の夕方から土砂降りの雨になるようで、その対策を施さねばならない。

作戦会議を兼ねて、ひだか高原荘の温泉に浸かる。

昼温泉。ありえない静けさ。温泉。気持ちいい。癒される。

そして、ありえないくらいの数の少年たちが浴場に現れる。

昼温泉。ありえないカオス。温泉。カオス。カオス。

さて、国道の橋が落ちていて東へ向かうのは億劫だから、沙流川の上流へ向かって走ってみようかな。

横田のアニキとハヤトくん。5

2016-09-08 01:46:38 | Weblog


翌日、ハヤトくんは工具を持ってやって来た。

ハヤトくんの工具と、僕が昨日買ってきた工具を組み合わせてリアタイヤを外す。
コロリンとリアタイヤが外れる。

やっと外れた。こりゃあ、一苦労だ。マグナちゃんの数倍大変だ。

ハヤトくんは、忙しいので、タイヤが外れるのを見届けて帰って行った。高価な工具をたくさん置いて。
「何かあったら来るから!連絡して!」と言い残し。

「やさしいなぁ」と僕は想う。
兄弟なのに、ハヤトくんは、僕の一億倍くらい優しいのである。

その後も、毎日メールをくれた。


その後は、一人で頑張るしかない。
まず、古いタイヤをホイールから外すのである。
こんな作業はわけない。なぜなら、前にマグナちゃんのタイヤを変えたことがあるからさ。

タイヤレバーを3本使って、ホイールが傷つかないようにリムガードを使って。ちゃっちゃっちゃ。

ちゃっちゃっちゃと行くはずだった。おかしい。おかしすぎる。どんなに汗だくになって頑張っても、タイヤが外れない。どうにも外れないのである。

三日間、挑戦しては止め、挑戦しては止め、あきらめかけては挑戦し、挑戦してはあきらめ・・・どうにも外れないのである。

まだ全体の作業の四分の一も終わっていないのに、僕は、完全につまずいてしまっている。

「もうダメだ。だから、ダメなんだ。出来ないのにやろうとするからいかないんだ。素人は高いお金を払って業者に頼むしかないんだよ。バカだなバカだな、おれって。出来ないのにやろうとして。チューブレス化なんてしなきゃ良かった。チューブタイヤでパンクしてJAFを呼べば良かったんだよ。高いお金を払って牽引してもらえば良かったんだよ。バカだなバカだな。あーバカだな。シャドウちゃん、バラバラになっちゃって、見る影もないじゃんか。ばか素人。素人ばか!」

どよよよーーーんと落ち込むのである。リアルに。リアルに落ち込むのである。

そこで、ピーン!と閃いた。

「あっ、アニキ!アニキがいる!最後の砦、アニキがいる!」

横田のアニキにメールを送った。

「ねぇ、火曜日暇でしょ?うちに遊びに来たらいいんじゃない?絶対に来るべきだと思うよ、まぢで」

横田のアニキとハヤトくん。4

2016-09-08 01:13:56 | Weblog


青森のねぶた祭りで、こでらーに会った。こでらーと遊んだ。こでらーとたくさん話をした。
こでらーは言う。

「チューブレス化、出来ますよ。おれ、やったもん」

衝撃である。

そして、スマホをちゃっちゃっちゃといじってこう言う。

「あっ、シャドウも出来ますよ」

衝撃である。
持つべきものは、情報に詳しい「友」である。


そんなわけで、ウィンカーの位置をを変えるために分解して組み立てたばかりのバイクを、すぐさままた分解するのである。

ちょうど、ハヤトくんが工具を持って我が家を訪問していた。

そこを狙って分解するのである。

なぜなら、ハヤトくんは、元メカニックなのだ。ちなみに、ハヤトくんは我が弟君である。

ウィンカーの作業の時にリアフェンダーを外してタイヤを剥き出しにした。今回はそこから、リアタイヤを外して、リアタイヤのホイールにチューブレス化の作業を施して、新しいチューブレスのタイヤをはめて、それを元どおりの位置に組み込む。その後に、フロントタイヤに対しての同じ作業。

結構途方もない作業なのである。

カチャカチャガチャガチャとやる。カチャカチャガチャガチャとやっている所へ、瓦屋の親方が遊びに来て、ガヤガヤと作業は進む。

シャドウちゃんはリアフェンダーが長い。だから、タイヤが抜けない。だからリアフェンダーを外す。
さらに、シャドウちゃんのマフラーは二段になっていて、下の段のマフラーがホイールの中心を貫通するアクスルシャフトを抜くときの邪魔になる。「なんでこんな作りなんだ?」ってくらい邪魔になる。

あぁでもないこうでもない。マフラーを外そう!そうしよう!
でも、マフラーを外すとガスケットをとりかえなきいけないから大変だ!そうだ、大変だ!
ならどうする?ならどうする?

サスペンションを外して、もう一個ジャッキを入れてスィングアームを支えればマフラーの位置がずれるんじゃない?
うん?よくわんないけど、そうかもね!そうしようそうしよう!

ハヤトくんは言う。

「にーちゃん、普通の人は、こんなこと自分でしないよ。にーちゃんはすごいね」

ちょっと笑ってしまうのである。
おれは、全然何も出来てない。出来ないからハヤトくんを呼んでやってもらっているのである。
ハヤトくんの言葉を言い換えると、

「にーちゃんは、何も出来ないのに、やろうとしてすごいね。意味わかんないよ」

なのではないかと、僕は想う。

ハヤトくんは、明日足りない工具を持ってくるよ、と言い残し帰って行った。

親方も、田んぼの草刈りをしないといけないから行くよ、と帰って行った。

僕は、自分で揃えられる工具を買いにホームセンターへ行った。

まだもう少し、先は長い。まだリアタイヤが外れてもいない。

「初めから出来る人なんていないんだ」
「出来る人だって、最初は出来なかったんだ」

そう呟きながら、僕はジムニーのハンドルを握りながら、ホームセンターを目指すのである。

横田のアニキとハヤトくん。3

2016-09-08 00:57:34 | Weblog


タイヤの種類は、大きく分けると二種類ある。
チューブタイヤとチューブレスタイヤ。
チューブのタイヤと、チューブじゃないタイヤ。

チューブのタイヤは、自転車のタイヤ。パンクしたら空気が全部抜ける。自転車屋さんに持って行って、チューブの穴の空いた箇所をシールで塞いでもらって、チューブを戻して、はい終了。

チューブレスタイヤは車のタイヤ。釘を踏んだら、釘とタイヤのゴムの隙間から少しずつ空気が漏れて行く。「あれ?空気が減ってるなぁ。パンクしたかな?修理屋に持って行かなきゃ」。釘を抜いてもらって、穴が空いた場所をグリグリして、グリグリした所へ補修剤を詰めて、はい終了。

マグナちゃんはチューブレスタイヤだった。
シャドウちゃんは、チューブタイヤである。

チューブタイヤの怖いところは、パンク=即JAFを呼ばねばならない。というところである。パンクをしたら、もう1ミリも進めないのである。
それはちょっと・・・嫌なのである。
広い広い北海道でパンクをしたら、ほんとにほんとに大変なことになるのである。

なんとかチューブタイヤをチューブレスタイヤに替えられないか?
これは、シャドウちゃんを手に入れようと思った時からの命題だった。

いろいろ調べたのだが・・・基本的には「無理」なことなのである。

つづく。

入院患者さんと、ボクへの手紙。

2016-09-08 00:34:38 | Weblog


心を穏やかにする方法を知ってる?
それは、心が穏やかになるように努めることだよ。

心がサワサワとざわめく時は、
心がサワサワしなくても済むように、
想いを巡らせるんだよ。
「どうすれば、心がサワサワしないようになるんだろう?」

今、僕らは生きているわけで、
思い通りになることも、思い通りにならないこともある。
雨だって降るし、風だって吹く。
例えば、さっきまで見えていた星が、今は霧に隠れて何も見えない。

なんだって、なんとかなる。
なんだって、なんとかなるものだ。
なんだって、なんとかなるように出来てる。

ならば、心穏やかに。それならば、心穏やかに。
スーッと息を吸って、スーッと息を吐く。
全部を受け入れて、全部を横に流す。
全部を受け止めて、全部をサラリと流す。

痛みも、不安も、悩みも、戸惑いも、
いつかは消えていくものならば、
今、心穏やかに。今、心穏やかに。

僕は、次々に湧いてくるそういったものたちを、
ひとつずつひとつずつ、かわしながら生きてる。

今日も明日も・・・きっと明後日も。