ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ザンカマジック炸裂!

2016-09-29 23:08:00 | Weblog


ザンカさんがやって来て僕に言う。

「しんぐー!今日もやるぞ!」

何をやる?バンドである。

昨日は楽しかったと、しきりに言う。
今までで一番良かったと、しきりに言う。

よしやるか?

あれ?ザンカさんはどこへ行った?

あれ?ザンカさんがどこかへいっちゃったなぁ?

ステージの方をチラッと見ると、ザンカさんがチラッと見える。

おっ、もうステージでスタンバイしてるのか?

慌てて、ステージの方へ僕は出て行く。

あれ?ステージの上じゃないな。

あれ?ザンカさん、何やってんだ?

ザンカさんのところへ行ってみると、ザンカさんがホットプレートで焼肉を焼いている。

何をやってんだ、この人は?

一人で何をやってんだ?

なんで一人で焼肉をジュージュー焼いてんだ?

ザンカさんは僕に気づくと言う。

「まぁ、食べなよ」

クリオネ名物、タダ焼肉である。

今回のクリオネ、マスターは全然遊んでくれない。

その代わり、ザンカさんがたくさん遊んでくれる。

結局、3時間ほど焼肉を食べながら、クリオネの歴史やら、何やら、面白い話をして・・・

「あぁ、バンドやれなかった」

と、ザンカさんは残念がる。

「まっ、こういうのもいいか」

と、ザンカさんは笑う。

うん、そう。こういうのもいい。

ジェラートロード。

2016-09-29 18:08:33 | Weblog


この絶景が、見えますか?

今日の目的地は中標津。

中標津は斜里から70キロ、一時間くらいなのに、知床経由で来たので、もう夕方近い。そして、寒い。

斜里が晴れていたので、薄着である。寒い。

そして、中標津のジェラート屋。

「ジェラートシレトコ」

ここ、世界一にすることにする。

くりーむ童話に代わって世界一。くりーむ童話は世界二位。

ここ、美味しい。

でも、寒い。

ミルクとクリームチーズと知床の塩にした。
全部真っ白で、どれがどれどかわからない。
全部が雪山を連想させて、寒さを助長する。

すごく寒い。

食べ終わって外へ出ると、歯がカタカタと鳴ったんだよ。
まずいって。まずいって。やばいって。やばいって。

まだ70キロも走らなければならない。

僕は、雨も降っていないのに、カッパを羽織るのである。

また来るね、世界二位。


クマロード。

2016-09-29 18:04:20 | Weblog


羅臼側へと下りる。
雨が降って来そうだ。

羅臼側では、雨が降らなければ「いい天気」と呼ぶ。たぶん。

「今日はいい天気だなぁ」

「真っ暗だけどなぁ」

「いやいや良かった、いい天気で」

「真っ暗だけどなぁ」

という会話が成り立つのが羅臼側。たぶん。

なんだか体が冷えてきたので、熊の湯に入ることにする。

知床峠を挟んだ温泉三昧となった。

熊の湯は、熱くて気持ちがいい。

温まった。


地の涯ロード。

2016-09-29 17:55:48 | Weblog


なんとなく、知床方面へ走っていた。
知床方面へ来てしまったから、横断道路を走るかな。と。

ふと、岩尾別温泉へ行ってみるかな。やめるかな。どうすっかな?温泉は別に入らなくてもいいけどな・・・岩尾別温泉へ行く間の道は好きなんだよな。

と、岩尾別温泉へ。無料。

おじいちゃんとおばあちゃんが下段の湯で足湯をしている。

ここは温泉じゃあ!足湯じゃねぇ!ここは温泉じゃけぇ!とばかりに、湯船の横で服を脱いで、上段の湯にザブン!

ザブンとしたかっただけなので、早々に退散。

ホテル地の涯。すごいネーミングだと思う。


知床ウトロ。

2016-09-29 12:32:52 | Weblog


知床あるある。

ウトロは晴れていてもラウスは雨。
ラウスは雨でもウトロは晴れ。

斜里からウトロへ。ウトロはスルーして、知床横断道路。

どうも雲行きが怪しい。

どうにも雲行きが怪しい、羅臼側。
写真はウトロの街。

街?

グッドモーニングクリオネライダーハウス。

2016-09-29 09:14:12 | Weblog


向こう側に見えるのがライダーハウス。
その手前にテントの団地、第一テントサイト。
イチゴ畑があって、野菜畑があって、僕のテントがある第二テントサイト。第二にテントは一個だけ。

僕のテントのすぐそばには棟貸しのログキャビン。その他にも山小屋、バンガロー、なんか、たくさんある。メインの建物はゲストハウスになっていて、外国人もたくさん来る。釣り人もたくさん来る。

つくづく、変な場所だ。

北海道の旅は、驚くほどお金がかからない。
その驚くほどかからないお金の中で、かかるものといえば、宿代と温泉代。
相場は500円と500円。どちらかが無料でもどちらかがかかる所が多い。それはもう、仕方のない出費である。

クリオネである。
ライダーハウスに泊まると500円。キャンプだと300円。まぁ、相場の範囲。
クリオネの武器は、温泉である。斜里温泉のモール泉。いいお湯である。24時間いつでも入れる。クリオネは、この温泉が無料なのである。

なんだか、最低でも500円かかるところが300円で済んでしまう。なんだか、200円を頂いたような気分になるのである。
泊まれて温泉に入れて300円。これがクリオネの武器。

最近のクリオネは飯場である。それは書いた。
飯場の人たちが占有している。ライダーは少ない。

ゆうべ、ライダーハウスの片隅に二人の青年が座っていた。飯場の人たちには近づけないので、距離を置いている。
その子たちと話した。
「クリオネって楽しいですね!こんなライダーハウス、初めてです!また来ます!」
と言っていた。

こんな飯場状態のクリオネなのに、楽しいのか?と思ったが、楽しいというからには楽しいのだろう。

そうやって、クリオネの時代は続いていく。

グッドモーニングクリオネライダーハウス。

飯場感が半端ないクリオネを、よろしくお願いいたします。


グッドイブニング斜里のバンドマン。

2016-09-29 00:34:22 | Weblog


クリオネのライダーハウスの奥に、クリオネバンドのステージがある。前は無かった。DJブースもある。前は無かった。

ザンカさんという人がいる。クリオネの偉い人である。マスターはクリオネの経営者で、ザンカさんは、マスターより偉い人ではある。そうではあるのだが、ザンカさんはマスターの昔の仕事の後輩であるから、なんだか面白い。

そのザンカさん。バンドが大好きである。

いつも言っている。

「今度、やろうよ」

何を?バンドである。バンドの演奏である。

何年も前から言う。

たまにやっているらしいが、毎年やっているらしいが、僕がいる時に、バンドをやった事はない。

今年も、ザンカさんは言う。

「やろうよ、バンド」

「今年はやりたいなぁ、バンド」

「やろうね、バンド」

僕はいつも答える。「やりましょう」と。

「じゃあ、10月になったらやろう」

と、ザンカさんは言う。

「僕は、10月にはいませんけどね」と僕は言う。

「えっ、そうなの?」とザンカさんは言う。

こうして、いつも、僕はクリオネバンドに参加出来ない。

しかし、今年は違う。ステージが出来ている。楽器も揃っている。

ザンカさんは言う。

「今、やろっか?」

「うん、今やりましょう」と僕。

そんなわけで、即席バンドを結成して、演奏した。

久しぶりに楽器を触ったなぁ。旅をしているから。

初めてのチューのパンクバージョンと、キヨシローのデイドリームビリーバーと、モンパチのターコイズ。

僕は、譜面を見ながらベースを弾いた。

楽しかったなぁ。

ライダーハウスのお客さんがチラホラと観に来る。聴きに来る。

ステージや!ここはステージなんやで!わいらは、クリオネバンドやで!

楽しかったぁ。

ザンカさんも喜んでいた。

帰り際、ザンカさんが手を振りながら言った。

「しんぐー!明日もやるゾォ!」

あはは。楽しかったなぁ。


グッドイブニング斜里のバンドマン。

シッシーのギターと、マコのドラムの音が聴きたくなった。すごく聴きたくなった。

僕はTrash Box Jam The bandの一員である。僕はバンドマンだ。

楽しかったなぁ。