ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

すげえよ、エキセンくん。

2016-09-11 23:20:45 | Weblog
エキセンくんとはウマが合った。

なぜなら、ベクトルが同じ方向を向いている。

なんのベクトルか?

エキセンくんのチャリは重装備である。チャリンコが潰れそうなくらいの荷物が乗っている。

僕のバイクも重装備である。炭火焼が出来る焚き火台までも乗っていたりする。

なんのベクトルか?

快適さを求めるベクトルである。

快適さは人それぞれ違う。

前出のチャリダー1号は、軽装備である。
テントどころかシュラフも持っていない。もちろん、炊事道具も一切持っていない。

ベッドや布団のあるところに泊まる。食事は外食かコンビニ。余計な荷物はいらない。必要ないのである。これが、1号の快適さ。

対して、エキセンくんと僕の快適さは、自分ですべて出来るというところにある。いつだって、道端で野宿が出来る。布団がなくても、店がなくても、水場がなくても、いつもの自分がやっていることをどこでも変わらずに出来る。

だから、ウマが合う。

無駄なもの比べ。本当は必要のないもの比べ。そんなのも楽しい。

二人で話していて、一番納得して一番笑ったところ。

「ほんとは、荷物を、半分くらいに出来るんだけどね」ガハハハ。

僕はバイク。エキセンくんはチャリ。
ガハハハハ。笑うしかない。

エキセンくんの旅と、エキセンくんの未来に、栄光あれ!

エキセントリックチャリダー2号。

2016-09-11 23:10:25 | Weblog
怖いから2号には話しかけなかった。だって、テーブルからメラメラと火が上っているんだもの。

スーパーは6時で閉店。セイコーマートで、スペシャルジンギスカン生ラムを280円で買って来た。今日はジンギスカン。

おっといけない。生肉を買ってしまった。ご飯も炊かなければ。つまり、エキセントリックチャリダーのいる炊事場へ行かねばならないじゃないか!

やった。こういうシチュエーション、大好き。

なんでメラメラと火が燃えているのか?
それは、エキセンくんが使っているガソリン用のコンロに、エキセンくんが灯油を入れて燃やしているかららしい。
コンロというのは、均等に火が出るものでしょ?そしてその火力とかを調節できるわけでしょ?
エキセンくんのは、焚き火みたいに炎がメラメラと燃えるの。すげえよ、エキセンくん。

なぜ灯油を入れているのか?

それは、ガソリンは売ってもらえないから。灯油ならどんな容れ物でも売ってくれる。そして、安い。30円くらい払って、スタンドで入れてもらっているらしい。すげえよエキセンくん。

そして、エキセンくんの顔は真っ黒である。

なぜ顔が真っ黒か?

それは、エキセンくんは軍手をはめていて、その軍手で灯油が燃えたあとの煤が着いた色々なものを触るわけで、すでにその軍手は、一見黒い塊なんじゃないかと思えるほどに真っ黒で、その軍手はずっとはめたままで、その軍手をはめた手で顔をこするものだから、そりゃあ、1分ごとに顔が黒くなっていくのである。ねぇ、ほんとにすげえよ、エキセンくん。

チャリダー1号2号。2

2016-09-11 23:01:26 | Weblog
今日は二台のチャリダーと追っかけっこをしていた。と書いた。

その一人は、ひどく軽装備だった。
もう一人は、ひどく重装備だった。

重装備の一人は、手を振っても手を振り返さない。それも、特色の一つ。

銀河鉄道に着いて、大阪のおじちゃんとオモシロ話をしていると、チャリダーが一人入ってきた。

ピンときた。

このチャリダーは軽装備の1号だ。

「今日、二回抜いたよ」と話しかける。

そして、「もう一人いたでしょ?彼は?」と聞いてみる。

「あぁ、あの人もここに来るみたいなことを言ってましたよ」と1号は言った。

ピンときたのには理由がある。

チャリダーの移動できる距離である。

なにせチャリンコである。人力なのである。移動できる距離には限界がある。

つまり、この時間にここを走っているということは、このチャリの寝床はどこそこだな、と分かるのである、大体。

だから、今日は二人のチャリダーと同宿だなと、予感がしていた。

が、いつまで経っても2号が来ない。

おかしいなぁ。。。2号は野宿だろうか?

僕は晩御飯の買い物をしに車両の外へ出た。

車両から少し離れたところに炊事場がある。

ん?

なんか、テーブルの上でメラメラと火が燃えている。

なんだあれ?

テーブルの上で焚き火をしてんのか?怖い怖い。

あれ、きっと2号だ。

車両にも入らず、炊事場でテーブルに火をつけてる・・・。怖い怖い怖い。

チャリダー1号2号。

2016-09-11 22:52:16 | Weblog
今年の北海道、チャリダーの数がいつもより多いような気がする。

チャリダーとは、チャリで旅をする人のこと。チャリとは自転車。ライダーじゃなくてチャリダー。
発音は、ライダーとは違う。ライダーのように、頭にアクセントを置いてはいけない。アクセントはどこにも置かない。平坦。チャリダーである。

今日は、二人のチャリダーと追っかけっこをしながら進んだ。
バイクとチャリで追っかけっこなど出来ない。だが、できる場合もある。

僕がどこかで遊んでいる間にチャリダーに抜かれる。
そして、僕がまた抜き返す。
また抜かれる。
また抜き返す。

ライダーとチャリダーは、どこか仲良しである。対クルマという意味では仲間であるらしい。雨が降ったら濡れるし。

ライダーはライダーとすれ違う時にピースサインを出したり、手を振って挨拶を交わす。チャリダーとも交わす。チャリダーを抜く時も、抜いた後手を振る。手を振った後でバックミラーを見ると、チャリダーが手を振っている。
どこか、仲良しなのであふ。車乗りには分からない感覚なのである。

ちなみに、おじいさんライダーは手を振らない。なぜか?
聞くところによると、いちいち手を振るのは面倒なのだそうだ。

ギンガテツドウハマンインデス。

2016-09-11 22:31:12 | Weblog


僕が着いた時には、先客が二人。

そのあとすぐにお客が二人増えた。

午後六時に受付が終わる。

駆け込み乗車のお客が二人。

この銀河鉄道、受付の時間が過ぎても乗車が出来る。

ということで、受付が終了してから二時間の間に、また一人、また一人、また一人。

ついに満員。すし詰めである。

すし詰めの銀河鉄道もなかなか楽しい。

「この列車は寝台列車のため、21時になると照明を消します」

と、車掌の声が聞こえる。

これだけ早く寝かされたら、明日はみんなさぞ早起きなんだろうなぁ。

また、起きたら誰もいない攻撃を食らうのだろうか?

まぁ、いいんだけど。

銀河鉄道、君にも乗せてあげたいよ。

あっ、留萌で会ったおじさんが乗ってる!

ははは。うけた。何もないモイルー。

ギンガテツドウノヨル。

2016-09-11 22:22:57 | Weblog


今僕は、銀河鉄道に乗っている。

いつか乗ったことのある列車だ。興部という町にある。興部はおこっぺと読む。うける。

クッチャロ湖で決めたのとは違う結果になった。

元々は、クッチャロ湖の湖畔か、この銀河鉄道で悩んだ。

だけど、決めたのは、銀河鉄道ではなく、日の出岬にあるキャンプ場だった。理由は・・・そこではキャンプをしたことがない。

日の出岬にあるホテルの温泉に入って、そのまま下に降りて日の出岬キャンプ場でテントを張る予定だった。

日の出岬ホテルの温泉。露天風呂。
風が強くて立っていられない。お風呂に浸かっていても、頭がどっかに持って行かれる。

・・・さすが突端だ。突端には強烈な風が吹く。

これはまずい。こんなところにテントは張れない。飛ばされる。飛ばされないまでも、一晩中風と戦うのはちょっと嫌だ。

そんなわけで、今夜の宿は、興部の銀河鉄道になった。

宿泊費0円。

コノバショガスキ。

2016-09-11 14:40:39 | Weblog


クッチャロ湖。

クッチャロ湖の湖畔のキャンプ場。
いつもここにテントを張る。

穏やかで、いい場所。好きな場所である。

今日のクッチャロ湖も最高にいい。
ここ数日の北海道は気温がぐっと下がったので、テントの数も数えるほどしかない。

このキャンプ場が好きなのである。
ここにテントを張りたいのである。

僕は、セイコーマートで買ったお弁当を食べながら考えている。
考えていたら、カラスがバイクに止まって、荷物をつついている。

こら!

おい、カラス、今度やったら承知しないぞ!
なんたって、おれはな、狩猟免許を持ってんだぞ!

狩猟免許講習の講師の先生の言葉がこだまする。
・・・罠猟免許で鳥は獲れません・・・罠猟免許で鳥は獲れません・・・獲れません。

カーカーカー!

よし、きーめた!

と、バイクに跨る僕なのである。



ダントツイチバンスキ。

2016-09-11 12:01:37 | Weblog


今日という一日は、エサヌカのためにある。

今日はずっと、エサヌカでエサヌカと遊んでいた。

蜃気楼で消える道。
消えた道の場所に映り込む空。
大袈裟に言うと、道の半分が消えて、道の半分が空になる。
そんなことがあるのか?

ある。エサヌカにはある。

エサヌカの空は広い。

雲が形を変えながら、あちらこちらを泳いでいく。

晴れて良かった・・・心からそう想った。


樺太が見える。

2016-09-11 10:40:07 | Weblog


最北端のモニュメント。
遠く見えるのはサハリン。

樺太の半分は、かつての日本の領土。

樺太の半分が日本の領土のままだったなら、陸続きのお隣の国がロシア。
日本は、陸の国境がある国となって、今とは全然違った国境感を持てたかもしれないなぁ。




ノサップじゃなくてノシャップ。

2016-09-11 10:10:43 | Weblog


このタイトルもなんども使ったような気がする。というか、毎回のような気もする。が、良しとする。

ノシャップ岬は日本最北端ではない。最北端の左隣にある、ただの岬である。

別に毎回来なくても・・・とは思うのだが、せっかくだから行っとくか・・・と、、来てしまう。

900万円のキャンピングカーでやって来たおじさんにつかまってしまった。
しまいには、キャンピングカーの中まで案内された。

「普通に住めるじゃないですか。おれ、ここに住みたいですよ」

とは言ってみたものの・・・900万円出すなら、もっと違うもの買うわ!と、強く思ったのである。
田舎にでかい家を買うわ!