ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

グーグル先生お願いします。

2018-10-13 23:55:42 | Weblog


電話をかけてみると、おじいちゃんが出た。
どうも本人らしい。

かくかくしかじかという話をしてみる。

すると、電話が切れた。

もう一度電話をしてみる。

電話が切れたというと、何度も「もしもし」と言ったのに、返事がないから切ったと言われた。

かくかくしかじかという話をもう一度してみた。

すると、どれが欲しいのか?と聞かれたので、平成二十年に作ったモノが欲しいと伝えた。
すると、昭和六十三年のやつか?と聞き返してくるので、平成二十年のモノだと・・・。まいってきた。

山田は、明日と明後日は休みだそうだ。

だから、山田は山田のうちに来いと言ってきた。

僕は、山田のうちに行くと言った。

住所が書いてあったので、その住所に行くと言った。

すると、山田は、国道38号線からの行き方を説明し始めた。

だから僕は言った。「帯広の者ではないので・・・」

すると山田が怒り気味に言う。

「とりあえず、俺の話を聞け!人が話している時に口を挟むんじゃない!」

それからしばらく、山田の家への行き方の説明が続く。方角と、条と、丁目と、川と、橋。結構長く説明してくれた。僕にはさっぱりわからない。

そして、一通り説明を終えて、山田が僕に聞いて。

「あなたは帯広のどこからくるんだい?」

僕は埼玉県から来ましたよ。

山田は驚いて言う。

「じゃあ、道を説明したってわからないじゃないか!」

まあね、だから、さっき、それを言ったじゃねーか。言ったら、おまえが怒ったんじゃーか。だから、説明を全部聞いたんじゃねーか。違うか?と思ったが、そんなことは言わない。

すると、山田は違う方法で道の説明を始めた。
「知らないならこっちの行き方の方がいいな・・・」と。

嘘だろ?と思った。十勝川からの行き方の説明を10分以上かけてしてくれた。僕にはさっぱりわからない。

「あのぉ、グーグル先生で行くんで、道の説明は結構です」とは言えない。

そんなこんなで、なんだか、いきかがり上、変なことになってしまった。

明日の三時に山田の家に伺う。

大丈夫なのだろうか?

山田は御歳84歳ほどだと思われる。

大丈夫なのだろうか?

まぁ、こうなったら、行ってみるしかない。ははは。

頑張る。


アイヌ語の話。

2018-10-13 23:44:51 | Weblog


展望の丘を下りて、サラダ館という建物の中に入ってみた。

サラダを売っているのかと思ったら、サラダは売っていなかった。
サラダどころか、何も売っていなかった。
なんだ?サラダ館。

サラダ館は、帯広市の公民館のようなもののようだ。

それはいい。

サラダ館の通路の壁に、「北海道のアイヌ語地名のいわれ」と書かれた大きな模造紙が貼ってあった。

これ・・・面白いなぁ。僕はしばらく眺めていた。

これ・・・欲しいなぁ。と僕は思ってしまった。

受付の人に尋ねてみた。

これ、どこかで手に入ったりしませんか?と。

受け付けのおばちゃんが言った。

「これね、なんかよくわからないんだけど、ここに貼らせてくれって持ってきて、勝手に貼って行ったのよね、山田さんが。古くなると、知らないうちに新しいものに貼り替えているみたいなのよね、山田さんが。まぁ、山田さんといっても、そこに山田って書いてあるから山田さんと呼んでいるけど、山田さんが誰かは知らないんだけどね」

電話番号が書いてあるんだから、電してみれば?とも言った。

迷った。どうするっかなぁ。

ユラユラと。

2018-10-13 23:05:07 | Weblog


厚内を通ると、浜辺に鮭釣りの竿が林立。

川を覗き込むと・・・一匹だけ。ひとりぼっちの鮭を発見。

仲間はどうした?

仲間は行ってしまったのか?

仲間はまだ来ないのか?

一匹の鮭がユラユラと川の浅瀬で揺らいでいる。

タンチョウ。

2018-10-13 23:01:59 | Weblog


音別の丹頂。

音別には20羽ほどの丹頂が居ついているらしい。

道道500号をキョロキョロとしながらバイクを走らせる。のんびりとのんびりと。

のんびりと走ると見つけられるものだ。白いモノ。

タンチョウ!

番の丹頂が、空に羽ばたいた。

大切な場所。

2018-10-13 07:39:59 | Weblog


カムイミンタラのホームページは、二年前に閉鎖したという。

どうして?と思う。

今はインターネット全盛である。逆に、ワールドワイドウェブの世界を遮断すれば、世界との繋がりを断ち切ったことにもなる。と僕は思ったりする。

北海道旅行の全盛期というのがあった。猫も杓子も北海道。北海道は旅行者や旅人、ライダー、チャリダーであふれた。

カムイミンタラも全盛期は人であふれた。

カムイミンタラはキャンプ場とふた部屋の個室旅宿を備える。

全盛期を過ぎて久しく。カムイミンタラの客数は全盛期の三分の一ほどに。

そして、ホームページを閉じた。

なぜか?

もうホームページは必要ないという。世界との繋がりは必要ないという。

宿をやる気がなくなったのか?というと違う。全然違う。まったく違う。

不特定多数の世界との繋がりを断つ。これが正解らしい。

カムイミンタラには確かなポリシーがある。

ここにはWi-Fiなんてない。携帯の電波も繋がらない。
街灯もない。夜は、真っ暗の真っ暗な真っ暗闇に包まれる。
遅く到着する人は泊まれない。ここは泊まるだけの場所ではない。

自然の中で、自然のあるがままの中で、それを堪能する場所。

インターネットに流布される情報は、正しいものばかりではない。間違いだらけ情報が垂れ流されている世界である。

そんなものは必要ないという。

インターネットのない時代。ついこの前までの時代。世界。

口コミというモノで旅人の世界は出来上がっていた。

人が、人に、善き情報を与える。

「カムイミンタラ、君には合うと思うよ。機会があったら行ってごらん」

これで充分なのである。
現実として、これ以外には要らないのである。

善き人の主観が、それに合う人に伝わる。
それが、それだけが、大事なことだったりする。

ちなみち、僕はカムイミンタラが大好きであり、カムイミンタラも僕を受け入れてくれていると信じる。

ちなみに、僕はカムイミンタラを人に薦めるし、こうしてブログにも書く。

ちなみに、コデラーマンが僕に聞く。
「カムイミンタラ、行ってみようかな?」

ちなみち、僕は言う。
「君は行かない方がいい。Wi-Fi小僧には過酷過ぎる。君は絶対に行ってはダメだ。いや、むしろ、行かないでくれ」

カムイミンタラ・・・
僕の大好きな場所。

グッドモーニング気温5度の朝の朝陽。

2018-10-13 07:16:23 | Weblog


僕の旅はどんな旅なのか?
僕がどんな旅をしたいのか?

そろろそろわかってきたような気がする。
少し思い出して来たような気がする。

想像と現実は違う。
いつだって違う。

僕はいつだって思い通りにやっているつもりだが、何かが少しずつ違う。

何を求めて生きているのかわからずにいる。そういうのに似ているのかもしれない。
ただ生きているだけでは面白くない。そんな生意気なことを思っている僕にとっては、その少しのズレが致命傷になる。

穏やかな気持ち。
緩やかな流れ。
自然の優しさと厳しさ。
時間の壮大な造作物。
人間の仕事。

朝陽の荘厳さと偉大さ。

自分のちっぽけさと無力さ。
自分の自由さと気ままさ。

できることとできないこと。
やって来たことと出来なかったこと。
やりたいこととやれないこと。

考える時間・・・。残された時間・・・。

グッドモーニング気温5度の朝の朝陽。

「幸せ」になれる人の「枠」は無限。
そこに入るか入らないかは自分次第。

求めすぎず、求めな過ぎず。

瞬間瞬間を、きちんと彩ればいい。自分の色で彩ればいい。