ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

資本主義の権化。

2018-10-17 17:11:57 | Weblog


ジェラート屋のおばちゃんがこの場所に建物を建てた時、きのこ王国はまだなかった。

目の前には原生林があり、そこに店舗兼住宅の大きなログハウスを建て、軽食とカフェ用に小さなログハウスを建て、ログハウスを作る時に使用した作業小屋にはライダーやチャリダーを泊まらせてあげ、アルバイトを数人雇い・・・忙しい日々を送っていた。

現在のきのこ王国の隣には道の駅があり、そこにはいくつかの店舗がテナントとして入り、実は、きのこ王国もその店舗の中の一つでしかなかった。

おばちゃんの家の前の原生林。「きのこさんにだけは売らない」という約束だったらしい。

その当時から、きのこさんの勢いは凄まじかったのだろうか?きのこさんにだけは売ってくれるな。

原生林の持ち主は、約束通り、きのこさんには土地を売らなかった。他の人に売った。その他の人は、きのこさんに売った。おばちゃん、がびーん。おばちゃんだけではない。みんな、がびーん。「きのこ、土地、買ってんじゃん」。

かくして、きのこ王国本店が出来上がった。
きのこ王国は繁盛する。いつも人と車でいっぱいだ。観光バスもたくさん来る。

道の駅は潰れた。入居するテナントがいなくなって、村と共同で運営する第三セクターの会社も手を引き、潰れた。きのこさんがお客さんを全部持って行ってしまった。だから潰れた。行政のホームページでは、数年後に復活するとたるが、建物はひどく老朽化し、実際のところ、復活は難しいらしい。

きのこさんの独り勝ち。王国は、こうして出来上がる。資本主義と競争社会の権化「きのこ王国」。
今日も、きのこときのこ汁を売りまくり、みんな買いまくり、食べまくる。

まぁ、ザッと、そんなことを、おばちゃんは、言っていたよ。

みんな大好き「きのこ王国」をこれからもよろしくね。
おばちゃんのジェラート屋もね。

ジェラートファイター。

2018-10-17 17:05:50 | Weblog


きのこ王国で温まった。108円の温もり。

駐車場で元自衛隊員のおじさんに声を掛けられ、話していたら、カラダが冷えた。

今日は寒い。

喜茂別までもう少し。頑張る。出発!

と、駐車場を出ようとしたら、きのこ王国の向かいに、「ジェラート」と書いてあった。

なに?そうなの?ジェラート?

やってなさそうな雰囲気が・・・。

一応確かめると、看板の横に、「やってるよ」と書いてあった。

ほぉ、やっぱり、みんなやってないと思うってことだな。と、

やってるなら仕方がない。食べるか。ジェラートファイター。

税込み108円。

2018-10-17 16:56:13 | Weblog


きのこ王国のキノコ汁。100円。税抜き。108円。税込み。

「ネギがないなぁ。いつもあるのになぁ・・・ネギ、ネギ」

ネギがない。入れ放題のネギがない。ははは。

揚げ玉があった。入れ放題の揚げ玉。ははは。やった。

揚げ玉を入れ過ぎて、キノコが見えなくなった。ははは。揚げ玉汁。税込み108円。

気温8度。

2018-10-17 15:51:58 | Weblog


今日は寒い。いつもより寒い。いつも暖かいから今日は寒い。いつもと同じ格好だから、すごく寒い。寒いけど我慢だ。服を出すのが面倒だ。

目指すは、大滝のきのこ王国。

きのこ王国に着けば温まるはずだ。

やった。きのこ王国だ。久しぶりだ。やった。寒い。

支笏湖って・・・。

2018-10-17 15:46:25 | Weblog


厚真から安平を通って千歳、支笏湖をビューンと抜けて大滝村へ。

支笏湖って・・・何もない。

そんな印象を再確認。

すごーくスピードの速い道。みんなガンガン走っていく。

西へ向かって、右手に支笏湖。林に囲まれた支笏湖。樽前山がちらほらと見える。支笏湖もちらほらと見える。

どこか停められる場所がないかなぁ・・・と、みんな思って運転しているはずだ。

そして、道は支笏湖から逸れ、支笏湖は終わる。

・・・。

いつもそう。支笏湖は・・・いつもそう。ははは。支笏湖。笑える。

かつてのラストピース。

2018-10-17 15:07:14 | Weblog


喜茂別町。雪月花廊。ライダーハウス。キャンプ場。

さっき調べたら、2012年の10月27日以来の雪月花廊。

2012年の旅の最後の最後に泊まった場所。3泊した。

二時過ぎに着いた。が、雪月花廊はもぬけの殻。だーれもいない。

近くにいたおじさんに聞いたら、「車がないから買い物だろ?」と言っていた。

だから待っている。カカの帰りを。雪月花廊の前で。

えぐられた山。

2018-10-17 11:32:21 | Weblog


厚真の街にいる。

道は開通していた。

崩れた山と崩れなかった山。

潰された家と潰されなかった家。

自然の脅威の前で、その明暗を分けるものはなんだ?

そんなことを思いながら走った。

街はいたって普通に動いている。

昼時のコンビニは大賑わいだ。

グッドモーニング二風谷の朝陽と十月の強者。

2018-10-17 08:52:59 | Weblog


きたさんの声で目が覚める。いつものことだ。

きたさんが僕を起こす声ではなく、きたさんが誰かと喋っている声。それでいつも起こされる。

きたさんはスーパー早寝なので、早起き具合も半端ではない。

昨日の夜、貸し切りのキャンプ場に二台のサイドカーが入って来た。そしてテントを張っていた。と思っていた。

夜中にブログを書き終わり、テントの外に出てタバコを吸った。相当冷え込みの強い夜である。

サイドカーの二人は寝ているような寝ていないような。いや、寝ていると思うんだけど・・・といった感じだったように思う。

朝、テントから出た。声がしていたはずなんだけど・・・きたさんは見当たらない。

椅子に座って、朝陽を浴びる。

と、サイドカー組のサイトで話しているのはきたさんではないか。完全に知らない人かと思った。

見ると、やっぱり、おかしいと、思ったんだよ。

サイドカー組はテントを張っていなかった。

どういう意味か?

彼らは気温1度まで下がる夜に、テントを張らず、タープを一枚。その下で、寝袋に入って寝たようだ。そういうスタイルのキャンプのようだ。軍隊スタイル。屋根はあるが壁はない。つまり、外。そういう趣味。

なんだ?なんなんだ?

これが十月の北海道。ディープな旅人。

グッドモーニング二風谷の朝陽と十月の強者。

十月の強者の若者は、僕のことを知っていた。
厚岸のライダーハウスで、僕の写真を見たらしい。
僕が今日向かう喜茂別のライダーハウスにも行くという。

北海道の魚屋さん情報をたくさん交換した。魚屋さん情報を持っている旅人などあまりいない。初めてかもしれない。

なかなか楽しい情報交換が出来た。

尼崎仕込みの。

2018-10-17 00:44:10 | Weblog


スタンプラリー達成の怖褒美は、特製缶バッジ。

これがなかなかイケてない。

なんだこの余白は!
なんだこの文字は!
なんだこのフォントは!

といった感じなのだが・・・なんでなんだ?
楽しみにしていたのに。

平取のステッカーももらえた。
こっちはカッコよかったので、きたさんの分も貰った。


夜、歯磨きをしながら僕は言った。

「スタンプラリー楽しかったね!」

きたさんは答えた。

「うん・・・やってないやないか!」

本場のノリツッコミ、頂きました。はははは。


きたさんの行方。

2018-10-17 00:38:51 | Weblog


二時間も、二風谷のおじさまとのんびり話が出来たのは、きたさんがその場に不在だったからである。

きたさんは何をやっていたか?
もちろん、ゴールデンカムイのスタンプラリーである。僕の分もね。

きたさんがコンプリートして来てくれた。

スタンプを押す時に、「家内が車で待ってるんですわ」と言い回って二枚分集めて来たらしい。

よかったなぁ。スタンプラリーがあって。