ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

シシャモの話。

2018-10-15 07:31:52 | Weblog


シシャモの猟期である。

シシャモといえば、鵡川。

だと思っていた。

がしかし、鵡川のシシャモというのは、表向き。

実際にシシャモが獲れるのは、厚岸から広尾までの海岸線。

知らなかった。

生のシシャモを買いたければ、厚岸から広尾までの海岸線にあるスーパーだね。運が良ければ置いてあるよ。らしい。

知らなかった。

大樹町のスーパーを覗いてみた。

魚売り場を覗いてみた。ダメ元で。

「あった!生シシャモ!」

ははは。あるじゃないか、生シシャモ。ははは。

食おう。

三日月娘。

2018-10-15 07:25:22 | Weblog


蓄音機の針が使い捨てだとは知らなかった。
僕が知っているレコードプレーヤーは、ダイヤモンド針とかいって、永久保証的なことを謳っていたような気がする。忘れたけど。

お父さんが、「蓄音機で聴いたことあるか?」と僕に聞く。

うーん・・・あるかな?うーん・・・ないかも。

お父さんが昭和30年代の蓄音機を出して、クルクルとレバーを回して・・・。

三日月娘という唄が流れ始めた。

そうか・・・蓄音機は何度も見たことがある。
それを実際に鳴らしてもらうのは初めてだ。

針は、二、三回使うと減ってしまう。減ったら新しい針に替える。針箱には何十個もの針が入っている。

現役で使える蓄音機。

お父さんは、なんでも大事にしている。

お父さんが持っている限り、蓄音機が鳴らなくなることはない。きっと。



珈琲をいかが?

2018-10-15 07:21:39 | Weblog


母屋に戻った、

「珈琲を淹れたのに、全然こないから」とお母さんに叱られた。

お母さんは珈琲を淹れ直して持ってきてくれた。お母さんは、いつも優しい。

お母さんの珈琲は美味しい。

ストーブが暖かい。

夢の館は・・・暖かい。ポカポカだ。

時の流れの不思議。

2018-10-15 07:17:05 | Weblog


石に、平成14年と書いてある。

お父さんとお母さんが、夢の館の製作に手を付けた年だそうだ。

築120年の古い家屋を直し始めたのが16年前。

まるで、100年もの間ずっとここにあるような、色々なものは・・・

たった16年でお父さんとお母さんが作ったものだと思うと・・・驚愕してしまう。

この建物も、お父さんの自作。

2018-10-15 07:12:51 | Weblog


古いモノ博物館。資料館?

数年ぶりに、案内してもらった。初めて来た時に、お父さんが案内してくれた。それ以来だ。

面白いものがたくさんある。

お父さんはてんとう虫の死骸を掃除している。

僕は東京オリンピックの写真集を観たり、尋常小学校の教科書観たりしている。

健康ロード。

2018-10-15 07:07:41 | Weblog


前回、健康ロードが閉鎖中の話を書いた。
足ツボの効果を試せなかったと書いた。

僕はお父さんに言った。
「健康ロード、修復中ですよね?」

お父さんは僕に言った。
「あれか?直した」

「え?直したの?」と僕は聞いた。

「たーいへんだったぁ」とお父さんは言った。


横木を全部外して、砂利を全部どけて、横木の腐った部分を抜いて、砂利を入れて、その上に綺麗な砂利を敷いて・・・。その距離、50メートルほどある。そりゃあたーいへんだよぉ。と僕は思う。

「もう一生直さないと思った」と僕は言った。

「たーいんだったぞぉ」とお父さんは言った。

さすがです。ほんとに。さすがです。

何もないけど。

2018-10-15 06:52:20 | Weblog


いつだったか、開店前に夢の館へやって来てしまい、勝手にバイクを停めて、勝手に中へ入って、草原の丘に座って、お父さんとお母さんが来るのを待っていた時がある。

その時、僕は草原の丘に置いてあるお父さんが作ったベンチに座って、空と山と雲と草と太陽と風と・・・ここには何もないけど、ここには全部あると書いた気がする。

草原の丘に立ち、その事を思い出した。

世界の全部がここにある。

僕は、その時泣いてしまっていた気がする。
ポロリとね。
どうしてかはわからないけど、ポロリとね。

紅葉の夢の館。

2018-10-15 06:47:31 | Weblog


この一ヶ月で、夢の館の紅葉が、だいぶ進んだ。

「今年は暖かいから、紅葉もいつもより遅いですよね?」

と僕が言うと、お父さんはこう答えた。

「うーん、いつもと同じだ」

ははは。

そうだそうだ!いつもと同じだぁ!違うことなんてなーんにもない。

ここはいつもの夢の館だ。

再び夢の館。

2018-10-15 06:41:46 | Weblog


忠類まで来たのは、道東から西へ抜けるため。天馬街道を行く。いつものように。

天馬街道には夢の館。

いつもなら十月いっぱいの営業なのだが、今年は10/20までだと言っていた。ならば、顔を出しておかないと、と勝手に思う。

実のところ、今日はまだ道東を抜けられない。抜けられなくなった。そもそも抜けたかったわけでもない。抜けなくてもいい。

ならば、なぜ忠類にいるのか?帯広まで50キロ。
別に意味なんてないが、「夢の館」は近い。

朝陽を浴びて、朝日堂。

2018-10-15 06:26:55 | Weblog


前日のブログで書き忘れた。音別から向かったのは豊頃の朝日堂。アメリカンドーナツの朝日堂。ここには、世界で一番美味しいアメリカンドーナツがある。

いつも人気の朝日堂。お客さんでいっぱい。
夕方に行くとアメリカンドーナツは売り切れてしまっていたりする。

僕があまりにもアメリカンドーナツ好きなので、豊頃を通るたびに朝日堂へ寄るので、出会う人出会う人みんなに朝日堂を薦めたりするもので・・・ある時から、僕は朝日堂のご主人と仲良しになった。

朝日堂を訪れると、店の奥の部屋へ通される。

そこでご主人が珈琲を淹れてくれる。
そして、目の前にはお皿に乗ったアメリカンドーナツ。いつも言う。「売り物を悪いですよ」。言うけど食べる。時には二つも三つもお菓子パンがお皿に載っている。

なん年ぶりかで行ったとしても、お店の人が覚えていてくれる。
「あっ、バイクの。いつも来てくれる。呼びますね」と言って、ご主人を呼んでくれる。

ご主人が出てきて僕に言う。
「時間あるのか?あるなら珈琲、飲んでいけ」

僕はアメリカンドーナツを買い込んで、お店の人はそれを冷蔵庫へ入れてくれ、僕は事務所へ上がりこむ。そして、買ったのとは別のアメリカンドーナツを頬張る。

今年は二回、朝日堂へ行くことが出来た。


日付が変わって、朝、朝ごはんにアメリカンドーナツ。フワフワのアメリカンドーナツ。
もちろん、本当ならば出来立てが美味しい。
でも、出来立てじゃなくても美味しい。

朝日堂のアメリカンドーナツは、天国に昇る味がする。

それが、僕が考えたアメリカンドーナツの宣伝文句。