このところ娘のお気に入り、歌うというより声を張り上げているのは、
「ありのままの自分になるの~~、私は自由よ~~、少しも寒くないわ~♪」(アナと雪の女王、ありのままで」
そのあと、すかさず母は続けます~~
「そうよ、暑いくらいよ~~」、「暑すぎるくらいよ~~」
「少しも寒くないわ~~」(娘)
「そうよ、暑いくらいよ~~」(母)
と、歌にあふれた(?)わが家、一見いかにも仲良さげではありますが~~。
喧嘩する気力もないくらいな暑さのなか、「心頭滅却すれば、火もまた涼し」というわけで、きっちり絽の小紋を着て、お茶のお稽古に行ってきました。
ただし、さすがに暑く、車を使用。
お茶のときには、仕事や用事と重なることが多く、着物着用はなかなかできないのですが、今回は気持ちを引き締めるため、しっかり着用。
きちんと紐を締めて、きちんと襟合わせもしてと、丁寧に着ると、これがまた気持ちいい~~。
と思ったのもつかの間、外に出るや否や、照つける日差し~~。
車までの道のりさえ遠く思える。
しかし、これもわずかのあいだと我慢して、美味しいお菓子と抹茶をいただけば、生き返るような気持ちです。
そう、わたくしは作法より、美味しい和菓子と抹茶をいただくためにお稽古に通っているのです。
それでも、茶杓の銘を考えるのは楽しい。
「蝉しぐれ」にしようか、「空蝉」にしようか。
あまり凝ったものにせず、わかりやすいものを考えます。
帯の垂れにシワが寄っていますが~~。
黒地に鴇色や白のドットが散らばった小紋。
初期に購入したものの、夏に小紋などちゃんと着られるはずもなく、箪笥の肥やしと化していました。
鴇色の紗献上の夏帯。
それに珊瑚色・絽の帯揚げ。
ブルーに少しピンクの入った
夏用の帯締め。
それでも、やはりたまにきちんと順を追ってきものを着ると、気持ちだけはシャン。
樹木の緑は、強い太陽にも負けず、美しい。
暑いときは、逆にいろんなこときちんとやったほうが暑さ負けしないかも。
お茶用の着物、着付けが下手で苦手だったのですが、ようやく少しは着られるようになって、お茶のお稽古もまた楽しくなってきました。
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