ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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「花子のアン」女学生たちが束髪なわけ

2014-08-04 18:35:20 | きものヘア

このところの「花子とアン」、蓮子役の仲間由紀恵さん「掃除のやり方がなってない!」などと叱られ、大活躍?

この人、どことなくコメディっぽいところがあって、好きです。

「多彩な芸と美しさー仲間由紀恵さん」


さて、総集編を見ていて、というか、花子が女学生時代の頃から気になっていたのが
束髪。

いつもきれいなだなあ、と。

けれど、本日は「きれい過ぎるじゃないか」という話ではありません(汗)。

ドラマの着付けにいきなり違和感」



この時代、生徒だけではなく、先生も、ほかの女性もほとんどが束髪ですよね。

先の「幕末・明治の美人帖」を眺めていたところ、こんな小さな記事を見付けました。


P7174364「日本髪と束髪」という記事で、それによると、

明治18年頃になると、「日本髪の不経済、不衛生、不便を理由に日本束髪会」なるものが設立されたそうです。

日本髪、結うのは大変だし、なかなか洗えないというわけ。



そこで束髪の便利さと形、結い方の解説をつけた版画を発行し、束髪の普及に努めたとか。

それ以降、学校などでは女学生、先生などが率先して束髪を結ったわけですね。

なるほど。単に流行っていただけではなかったようです。

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日露戦争(明治37年)には、勝戦を決定づけた二百三高地に因んで前髪を張り出した「二百三高地髷」なども流行しました。

右の写真が二百三高地(「日本の髪型」(光村推古書院)より。



で、ワタクシも結ってみました。

というか、最初は「花子とアン」の時代、どのくらいの速さで結えるか試したのですが、(毎日結うわけではないので、あまり時間はかからないみたいです)エイ、銘仙のきもの着てみようと、「花子ルック」?になった次第です。

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写真では見えませんが(手が邪魔!)、半襟は白ではなく余り裂。



いや、これは「花子」というより「おっかあ」の方ではないかとの抗議が来るかも。すみません。先に謝っておきます。



ヘアはいつものように簡単束髪。でも、前の膨らましをできるだけ大きくしようと、前髪にカール三つ、それをスプレーで固め、毛たぼを入れました。(いつもは入れません)

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最初に入れると逆に難しいので、ある程度前髪を膨らましてしてから詰めていきます。

それでも、このくらい。いつもより少し膨らんでいる程度です。

で、これを解こうと鏡の前に立って、試しに前髪の部分を、どんどんピンで留めてみました。

すると、前髪が前へ前へと傾き、膨らんでいきます。

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薄く赤で→をいれてある部分をピンで留めていきます。

すると押された髪が前に出ていきます。

二百三高地とはいいませんが、前髪の膨らみが目立つようになります。

後ろの髷とのバランスが少し悪いですが、髷を上にもってくるとバランスが取れるではないかと思います。



というわけで、本日はこれにて。

「ごきげんよう、さようなら」

「15分でできるぞ、束髪風」

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コメント (2)
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