「長襦袢は着ない」
こう言うと、「えっ」と、思われる方多いと思います。
娘の友人に差し上るために、きものと帯を用意したものの、ふと、では襦袢はどうするの?
と思った次第。
「ルールより難しい自由」→きものを着たいという若い人に向けて~~
振袖用の長襦袢は持っているけど、普段用はないとのこと。
新しい襦袢、用意するの大変です。
下着ですから、こちらの古いものをあげるのも失礼。
そんなとき思い出したのは、いつも一緒にお出かけしているYさんの、
「長襦袢は着ない」という言葉。
「お金をかけずに楽しむきものライフ」→見習いたいYさん
彼女、いつも使っているのは「綿の半襦袢」なのです。
私は、汗をかく季節になると使っている綿の半襦袢。
Yさんは、ふだん着には、いつもこれを愛用。
汗をかいてもじゃぶじゃぶ洗える上、長襦袢より簡単に着られるそうです。
Yさんの襦袢の袖。うそつきの桜。先日の昭和館お出かけのとき。
そうだ、これはいい考えだ!
これなら気軽に買えるし、袖もウソツキ作っていろいろ楽しめます。
ふだん着を気軽に楽しみたいときにはぴったり。
下の裾除けは、一緒に購入すれば付いているし、和裁やっている人は簡単に作れます。
単衣の長襦袢、カットして作れば、裾捌き作ってみました。
単衣の絞り、裄が短いのでなかなか着用できなったのですが、思い切ってカット。
腰周りには、晒しをそのまま縫い付けるだけ。
テレビをみながら一時間あまりでできました。
右の赤い襦袢は、雑誌「おさんぽ着」で「アンティーク襦袢の活用法」として弓岡勝美さんが紹介している記事です。
弓岡さんの記事は、上の部分も活用。
袖は、裄を伸ばしてウソツキにします。
うん、これで若い初心者の方の、襦袢の問題は解決。
「勝負襦袢」のときには、可愛い長襦袢、自分で購入してね。
私も~~、いえもう「勝負」はしませんから(これ以上負けを増やしたくないわ)、いいきものや気分によって使い分け、かな。
これから汗ばむ季節には、じゃぶじゃぶ洗える半襦袢、いいかも。
気が向いたら
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