渋谷で打ち合わせがあり、東急プラザに。
いつもは閑散?(済みません)としているビルなのに、その日はすごい人、人、人~~。
一階ロビーでは、バッグが山と積まれバーゲン、バーゲン。
どうせ安物のバッグだわと、ふと見るとヴィトンやらグッチやらが投げ出されていて、お値段を見ると~~、やはり高いわ~~。
スルーして二階のカフェに。
打ち合わせの前にまずは、腹こしらえ
下はモンブラン・パンケーキだけど、すごいよね。
「この人ごみは何?」と聞いたら、
「東急プラザ、終わるのよ」
「~~そうなんだ」
と、その時には特に感慨はなかったのですが、あとから考えてみれば、このビルは今や渋谷で唯一ゆっくり本が探せる紀伊国屋書店がある場所。
ブックファーストもなくなったし、渋谷には本屋はどんどんなくなるのね。
思えば、学生時代、初めて渋谷に街に来たときには、田舎モンの例にもれず、あまりのお祭り騒ぎにびっくり。
仕事以外で来る街ではないのですが、この東急プラザは、田舎モンにはぴったりのビルだったわ。
ショッピングしたことはないけど~~。
たんす屋もあったしね、買ったことないけど。
東京受験に来たとき、連れていってもらったロシア料理の店がここにあった。
最初は豪華な店だと感激したけど~~。
このところ回顧に走ること多いです。
そう、なにもかもがどんどん終わって、新しくなっていくから。
わが家の電灯やプリンターもシンクロするように??壊れて~~、思えばこの電気を買ったときにはーーと、これには想い出も感慨もありませんでした。
とにかく街や景色はどんどん変わっていくのですね。
きれいになるのはいいけど、渋谷もっと近づきがたくなるわ。
で、その日の打ち合わせはムガシルクのきもの。
このきもの、結構しっかりしていて、今のうちに着ないと暑苦しくて着られなくなる、というセコい理由。
帯はニセモノの紅型。ちょうど、人に差しあげようと出しておいたんだけど、一回くらい締めようと、こちらもセコい理由。
済みません。
急いで着たので背中にシワが。打ち合わせきものもだんだん慣れたせいか、気を遣わなくなった、まずいね。
甘いもの食して家に帰ったら、娘がまたまたうぐいす餅を山のように買ってきて、
「思い切り、飽きるほど食べてみたかったの、の続きだって。前にも同じことあり。
いやあ、どんなに美味しくても、もういい。
「あとちょっとだけ食べたい~~」ところがいいのよね、どんなものでも。
というわけで、東急プラザ、閉店のご挨拶。
あっ、違った。こっちだった。
これはテレビ映像。
ご苦労さまでした。
終わって始まって、また終わって始まって~~、淋しさと思い出と期待とが交錯する、今はそんな季節。
気が向いたら
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