ジャッジパンツ

ジャッジパンツとは私の造語である

少しハイウェストのチノパンの事をそう呼んでいる

そのパンツが履ければ体重はOKなのだが、キツくなると太っていると判断（ジャッジ）する

その為に、そのパンツは滅多に着用しないで大切に保有している


このパンツの不思議なところは、フイに何処かへ紛れ込むことが多い事だ

久し振りに履いてみようかと探してみても見当たらない

仕方なく諦めていると、又、フイに現れるので、早速履いてみるとキツくなっていたりするので、慌ててダイエットを強化したりする

ハイウェストなので、お腹周りの圧迫感が目安になっているのだ


先日、地元の学校の先生方達とゴルフをした

大御所の先生を中心に何名かが集まり定期的にゴルフをされているのだが、メンバーが欠けたのでお声が掛かったのだった

地元の中学校の校長が同級生ということもあり快く引き受けた


プレー中にとあるご夫婦に目が留まった

そのご夫婦は有名な方で、アマチュアゴルフ界では名前が知れ渡っている

それも、町内会も同じであるというのが自慢げでもあった

ごヴ沙汰していたので、ご挨拶に伺った

特に奥様とは地元のコンペでご一緒させて頂いた事も多く、お世話になっていた

その奥様にご挨拶申し上げると、「顔見知りの方が居るとは思っていたが、（顔が）丸くなったので気が付かなかったわ」と笑顔で話された

自覚していたのだが、少々ショックを受けながらプレーを続けた


帰宅して、早速ジャッジパンツを履いてみるとお腹周りがキツい

これは何とかしなければならないと、暫く酒を断ち、食事制限を強化する事にした

しかし、段々と寒くなり温かい物が美味しくなる季節

誘惑に勝てるかどうか不安である