閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

校長先生のお話

2016-02-23 07:47:40 | 閃き
地元の中学校で評議員会が開催されたので参加した

評議員会は1年の内に数回開催され、授業参観をして生徒の授業風景を視察し、校長先生に学校経営についてお話しをお聞きしながら市民代表として懇談を行うものである

評議員は私の様な一般市民もいれば、民生委員さんや元教育関係者の方からも選出されているので、私の場合はあくまでも一般市民の1人として学校の印象や学校から離れた市民生活の中での中学生の行動なりを伝えたりする場所として捉えている


現在、学内で問題が無い訳では無い

SNSに関する問題はどの学校でも深刻な問題として取りざたされていて、親子を対象にSNSに関する事件事例を警察関係者から学ぶ会も開催されるほどになっている

不登校やイジメに関する事も当然の如く存在する

最近事件になっている親の暴力や育児放棄に関する事例もある

中学生に起こる様々な事例はテレビの中の話では無く、身近な事例として存在する事に改めて驚かされる


特に気になったのは親がどのように子を育てて行くかという点である

我々の時代は、スパルタがまかり通り、親爺のビンタで教えられてきたが、今は暴力として取り扱われ拳を振り上げることは善とされていない

そうやって育てられてきた子供が今は親になったのだが、自分の子供にどう指導していったらよいかが判らないので、仕方なく先生からは具体的に子供に対して行う方法を指示しているという

校長先生が以前、教えた子供達が親となっているので、この点については素直に聞いてくれるのだという

兎に角不足しているのは親子の間のコミュニケーションだ

親が子の方へ向かずに自分の好きな事ばかりに向くので、子は親に向いて欲しいと注意を引く行動に走る

例え叱られても、子は親に自分を見て欲しいのだという

校長先生は親に「一緒にバスケットの練習をしてやって」と指導したら、途端に子供の様子が明るく変わり勉強にも身が入るようになった事例もあるというが、一方では新任の先生では経験不足なので、こういった指導を親に出来ないという現実がある

学校とは生徒を育てる事を中心に置くのだが、その為に親や先生までも育てなければならないという現状を聞いて大変なご苦労であると感じた

こういった現状を地域に持ち帰り、宝である子供達の為にも協力して行く様に伝える事も私の役割であると心に刻んだ
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