庭の隅の柚子と百日草を股にかけて女郎蜘蛛が巣をかけて住んでいる。
もっと小さかった頃からの知り合いだが、最近は大きくなってしまい堂々としている。
一匹で生活し、群れない孤高のハンターである。
名前が「女郎蜘蛛」とはいささか艶めいているが、黒と黄色の福岡ソフトバンクのユニフォームの原型のような姿が、目立たないように気を配っている他の蜘蛛に比べて、いかにも人目を引くので命名されたのだろう。
名付け親は、かなりスケベなオヤジに決まっている。
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(女郎蜘蛛)
花木に水をやるときは、なるべく蜘蛛の巣に水滴がかからないように気を付けているが完全にしぶきをかけないようにして水やりも出来ず、時々は蜘蛛の巣が細かい水滴で白くなる。
すると彼(ひょとして彼女?)は、やたらと張り巡らした巣の糸をユサユサと揺らす。
「ここに居るぞ水をかけるな」といっているのか、水滴を落とす動作かは不明であるが。
鹿児島あたりではこの蜘蛛を戦わせる遊びを大の大人が真面目にやっているそうだが、私的にはとんでもない話だ。
小学校の頃、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んで以来蜘蛛には敬意を払っている。
家の中に蜘蛛の巣を張らない、小さくてぴょんぴょん飛び跳ねる黒い蜘蛛がいるが見つけたら手で捕まえて外に出て貰っている。
小さな虫などを捕まえてくれるので、ヤモリと共に重宝している。
第一蜘蛛の巣を張らないところがいいし、窓を開けて追うと自分でちょこちょこと飛びながら外へ飛び出て行く。
そんな私の様子を配偶者はただ呆れて見ているだけだ。
かくて私と蜘蛛の蜜月時代は当分続く予定だ。
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もっと小さかった頃からの知り合いだが、最近は大きくなってしまい堂々としている。
一匹で生活し、群れない孤高のハンターである。
名前が「女郎蜘蛛」とはいささか艶めいているが、黒と黄色の福岡ソフトバンクのユニフォームの原型のような姿が、目立たないように気を配っている他の蜘蛛に比べて、いかにも人目を引くので命名されたのだろう。
名付け親は、かなりスケベなオヤジに決まっている。
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(女郎蜘蛛)
花木に水をやるときは、なるべく蜘蛛の巣に水滴がかからないように気を付けているが完全にしぶきをかけないようにして水やりも出来ず、時々は蜘蛛の巣が細かい水滴で白くなる。
すると彼(ひょとして彼女?)は、やたらと張り巡らした巣の糸をユサユサと揺らす。
「ここに居るぞ水をかけるな」といっているのか、水滴を落とす動作かは不明であるが。
鹿児島あたりではこの蜘蛛を戦わせる遊びを大の大人が真面目にやっているそうだが、私的にはとんでもない話だ。
小学校の頃、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んで以来蜘蛛には敬意を払っている。
家の中に蜘蛛の巣を張らない、小さくてぴょんぴょん飛び跳ねる黒い蜘蛛がいるが見つけたら手で捕まえて外に出て貰っている。
小さな虫などを捕まえてくれるので、ヤモリと共に重宝している。
第一蜘蛛の巣を張らないところがいいし、窓を開けて追うと自分でちょこちょこと飛びながら外へ飛び出て行く。
そんな私の様子を配偶者はただ呆れて見ているだけだ。
かくて私と蜘蛛の蜜月時代は当分続く予定だ。
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