カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

生き方は自前死に方神任せ

2016-09-27 09:28:36 | 日常あれこれ
 2通のハガキが郵便受けに入っていた。

 1通は、ビッシリと文字が書き込まれたハガキで地震後の安否を気遣うものと、もう1通は地震の直後から絵手紙を貰っている川柳の同人誌の仲間である。

 
 (2通のハガキ)

 どちらも私よりかなりの年配の人で、文字の多い先輩は謡曲の仲間である。

 年に2度ほど発表会があって隣の県から泊まりがけで毎回参加されていたが、寄る年なみで運転と体力に限界を感じたと参加を遠慮され、ここ1年以上お逢いしたことがない。

 絵手紙の先輩は、俳画ならぬ川柳画を同人誌に毎号掲載されているが、ご当人には一度もお目にかかったことがない。

 絵の横に添えられた文字は、同じ同人誌に投稿した私の句「私をスバリ他人が定義する」であった。

 人間の評価など結局他人がするもので、しかも本人より的確に定義してみせてくれる、等と作句に行き詰まって咄嗟に作ったものを投稿したら掲載され、しかも気に入ってくれている人もいるのだとくすぐったい気分にさせられた。

 お二方ともゆうに80歳は超えられているが、脳年齢は極めて若い。

 返事を書いているところに、同期の訃報がもたらされた。

 もう通夜は終わっていて、明日の12時から葬式が行われるという知らせだった。

 
 こちらは若すぎる死だ。

 もうかなり以前に、一度脳溢血で倒れたが、奥様の発見と処置が早く後遺症も殆ど無く回復して、以後2度ほど一緒に飲んだ記憶がある。

 家族葬とのことであるが、最後に一度だけ顔を見ておきたいと思っている。

 「生き方は自前死に方神任せ」・・・これからの自前の時間を有り難く噛みしめながら生きたいと思う。

 
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