やや冷たい風はあったものの、柔らかい日差しに町の直ぐ南側を流れる秋津川沿いを歩いた。
いつも上流に向かって歩くので、久し振りに下流の熊本市方向に歩く。
(鴨の群れ1)
この時期、なぜか岸辺にたむろする鴨に出会うことが多くなった。
(鴨の群れ2)
母親と遊んでいた小さな子が、鴨に近づいて行くと近づいたぶんだけ鴨が逃げる。
ただ危害を加えるおそれのない人間と思ってか飛び立つこともない。
よちよちの子供と鴨のやりとりが面白かった。
(アオサギ)
紋次郎スタイルで佇むのは、アオサギ。
道中合羽のような羽根に身をくるんで、佇む姿はなかなかどうして、堂に入っている。
(ダイサギ)
私がガードレール越しにコッソリ撮しているのも知らず、溝の中の魚を追いかけるサギ。
かなり不用心。
(甲羅干し中の亀)
単なる石か、流されてきた木ぎれかと思っていたら、首が動くので亀だと判った。
亀も甲羅干しをする季節がやってきたのだ。
(麦畑)
堤防の外側には麦畑が広がっている。
たまたま、消毒中だと思うがトラクターが狭い畝の間を上手に麦を避けながら作業をしていた。
この短い列で、何度もUターンがありそうだが麦を踏まずにどのようにターンするのだろう。
田んぼが基本の構造での二毛作なので、麦やその他の作物の場合機械化に向いていないのかも。
などと地面の方ばかり見ながらあるいていたら、どうやら上空にも面白いものが・・。
(高所作業中)
鉄塔の近くで見上げている人につられて鉄塔の上を見たら数名の人影が。
安全ロープに身を委ねて、数名がプラプラと・・。
隣の鉄塔も、その先の鉄塔でも同じような状態で、どうやら線路の張り替えのようだった。
一度登ったら、忘れ物だのトイレに行きたいだのと簡単には降りることは出来ない。
のんびり見上げているのも憚られて、少し歩幅を伸ばして急いだ。
明日は節分、吹く風も少しは春めいてくれれば助かるが・・。
「寒の酒つまみは里の溜まり漬け」・・・しろ猫