今日も天高く、馬も人間も肥えそうな秋の空。
(朝の空)
朝食の後、台所から良い匂いが漂って来た。
どうやら葉大根の佃煮の制作途上のようだ。
(大根の葉の佃煮)
普通の大根の葉っぱを、小さく刻んでチリメンジャコ・かつぶしと一緒に炒める。
味付けは、醤油・砂糖・酒・みりんを放り込んで水分が飛ぶまでブツブツ言いながら大リーグを見る。
すると出来上がるのだとは、相方の弁。
大根の葉っぱは、ミニ菜園で隣のレタスを覆いそうなものをちょん切ってきたものらしい。
(大根の葉っぱ)
右はカットしてあったが、左側はそのままなので訊ねたら、ワクチン接種の左腕が痛くて動かせないのだとか・・。
なるほど・・。
じつは、レタスと大根の間には、葉大根の列が3列あったのだが、すべて塩揉みで若い内に食べてしまった。
普通の大根の葉っぱは、葉大根より大きいが佃煮にする分には少し大きくて堅い方がいい。
下葉の方から葉っぱを千切りながら食べていくのも、野菜高騰のおり戦術的には有り得る作戦。
そこで再度、大根継続植え付け作戦を発動。
(サラダ大根)
現在、葉っぱを食べているのは「源助大根」という長さ20Cm程の短い品種。
深く耕せないミニ菜園の弱点をカバーするための、我が家推奨のイッピン。
ところが、この種はホームセンターしかなく、たまたま買物を命ぜられたJA直売には無かった。
そこで、種の袋に表示された大根の写真を見て、短そうなものを選んだらこれがサラダ大根。
さて・・・どうなることやら。
もっとも、大根本体より葉っぱに重点を置けば、どんな大根でも良い理屈だが・・。
・・・・・・
さて、こんな捨てる場所が全くない、SDGsの申し子のような大根だが、例えがよろしくない。
「大根役者」:白いから・・・素人とか、下手な役者ほど白粉を塗りたくるとか。
:食あたり・・・大根は滅多に食あたりしないので「当らない役者」とか。
:形状から・・・鈍重な形からの連想とか、芝居の馬の足からの連想とか。
これから秋も深まり冬に向かう。
大根や白菜の旨い季節がもうすぐやってくる。
我等が尊敬してやまない、大木俊秀氏の句「大根がおいしいだけで冬が好き」の季の到来である。
多分に、白い大きな大根への賞賛なのだが、その葉っぱも愛でたいものである。
「新米に間引き若菜の一夜漬け」・・・しろ猫
ニッポンの元気のために!ブラボー大根!