明け方近くまで雨音が聞えていた。
風も吹いていて、庭ではやっと色づき始めた花梨が鉢ごとひっくり返っていた。
(朝の空)
天気は西の方から回復していて、日中は過しやすいと思ったのが間違いだった。
ミニ旅行で使った車の燃料補充と、郵便の投函のついでに運動公園周辺を歩くつもりで家を出た。
外は寒いという相方のアドバイスを受けて、ネックウオーマーと手袋を装着。
今季はじめての一番軽いウインドブレーカーを着用。
(調整池の鴨)
町の運動公園の駐車場に車を駐めて、歩いた。
雨水を溜める調整池には、鴨が飛来していた。
(調整池のアオサギ)
アオサギも餌を待ち構える例のスタイルではなくて、吹き付ける北西の風を避けるように身を竦めていた。
寒い時期のアオサギのスタイルは、木枯らし紋次郎を彷彿とさせる。
カメラを向けても「あっしには関わりのねえこってござんす」と言っていそうな雰囲気がプンプン。
(落葉を始めた銀杏)
銀杏も、黄葉は完全に進んではいないのだが、なにしろ夜半からの強い風に強制的に落葉させられた。
コンクリートの堤防の向こうの低地に銀杏の木はあるのだが、落葉は風下の堤防の形状に添って面白い形をしていた。
この堤防を通過して、上流にある橋を渡って対岸の堤防からパチリ。
そこに強い風が吹いてきて、帽子を飛ばされた。
あわや堤防下の田んぼまで飛びそうになったが、辛うじてその手前でストップ。
ホッとして帽子を被ると、小型のトラックが通過して行って、ついでに又もや帽子を飛ばされた。
(里山の雲)
降水確率は朝より午後の方が断然低いのだが、空模様は朝よりむしろ雲が多くなってきた。
低気圧に伴う前線が、東に去った後は西高東低の典型的な冬型の気圧配置。
北西の大陸仕込みの冷たい風が強く吹き付ける。
雲間から太陽の光が漏れる時だけ、ちょっと暖かくなるものの直ぐ雲に隠れて寒くなる。
強風の中の体感温度は、まるで真冬の感じ。
4000歩弱だったが、早々に引き上げることにした。
ウオーキングの服装の防寒レベルを一段階引き上げる必要がある。
「一日を指図してくる万歩計」・・・しろ猫