白雲去来

蜷川正大の日々是口実

後期高齢者かぁー。

2021-03-20 11:22:22 | 日記

3月17日(水)晴れ。

朝食は、伊勢原の寿雀卵でTKG、納豆、ホタテの稚貝の味噌汁。昼は、名古屋風のみそ煮込みうどん。夜は、アスパラ炒め、牛肉炒め、ほうれん草のおひたし。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

自宅で、ひねもす読書。日差しが暖かく、うつら、うつらして、ハッとして、また読書し、うつら、うつらし、ハッとして目を覚ますということを繰り返す。ほとんど老人性痴ほう症に近い。なんたって今月の21日には人生古来稀な歳となる。早生まれなので、一歳年上の人と同級生。本物の後期高齢者だ。

力道山や長嶋にあこがれ、巨人、大鵬、卵焼きの時代を生きてきた。おう、金だ、拾おうか(王、金田、広岡)なんてギャグも今では通用しない。ケネディがテキサスで敵に撃たれて、こりゃイケネェデと言ったかどうかは知らないが、中学の一年の時だった。翌年の東京オリンピック。10月10日の青空を今でも思い出すことが出来る。人類が月に立ち、小さな一歩が、大きな一歩となった。

当然ながら、この歳になると出会いよりも、別れの方が多くなる。人が去って行くのではなく、時が去って行く・・・。ハァーっとため息が出る。何もなさず、何の足跡も残さず、ただ馬齢を重ねてきた。恥多き人生ではあるが、もう少しお付き合いの程をお願い致します。※写真は、平成5年8月(1983)野村先生との最後の旅となったモロッコはカサブランカのジャマ・エル・フナ広場にて。私は42歳だった。忘れ難い旅の一葉である。


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