蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

上野藪蕎麦総本店(台東区上野)の「せいろ」「おかめそば」

2009年01月03日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年1月3日 調査・登録】
 本日は本年最初の「初そば」です。蕎麦屋の多くは「年越し蕎麦」を提供する関係で大晦日まで営業しているため、年始の営業開始はゆっくりしています。
 そんな中で、こちらの店「上野藪蕎麦総本店」は本日から早めの営業開始です。「上野藪蕎麦総本店」はかんだやぶそばの暖簾分け第1号店で、明治25(1892)年に創業した老舗です。



 こちらの店で打たれるそばには北海道の江丹別産の蕎麦が使われています。そばは打ちたてが一番との信条のもと、2階のガラス張りにされた蕎麦打ち処で1日に何度も打たれています。
 「せいろ」は少し固めに茹でられており、食感やノド越しが美味です。そば汁には天然醸造醤油が使われており、「藪」系ならではの辛口ですが、ほんのりと甘味や旨味も感じる仕上がりになっています。



 「おかめそば」は体が温まり、冬場には特に美味です。



 仕上げは勿論「そば湯」です。こちらの「そば湯」はトロッとしていて蕎麦の香りも豊かです。「ごちそうさま」で店をあとにしました。




★上野藪蕎麦総本店
  所在:東京都台東区上野6-9-16
  電話:03(3831)4728
  品代:せいろ750円、おかめそば1,280円