蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

池の端 藪蕎麦(文京区湯島)の「焼海苔」「天だね」「ざるそば」「玉子とじ」等

2009年03月14日 | 蕎麦屋(都内)
【平成21年3月某日 調査・登録】
 こちらの店「池の端 藪蕎麦」は、「かんだやぶそば」「並木藪蕎麦」とともに、「藪 御三家」と称される名門の蕎麦屋です。


 まずはお酒(菊正宗樽酒)からいきましょう。


 「焼海苔」は、厳選された海苔が炭の入った海苔箱に入って出てきます。冷めないように1枚ずつ蓋を開けていただきます。風流がありますね~


 「天だね」は、海老のかき揚げで沖縄粟国島の自然塩でいただきます。揚げ立てのホクホクで上質の油と塩が海老の旨さを絶妙に引き立てています



 こちらの蕎麦は、北海道幌加内・沼田・北竜、福島県奥会津、新潟県黒姫、茨城県金砂郷産のものなどをブレンドし、甘皮ごと石臼で挽いた蕎麦粉て打つそうです。また、水は超軟水が使われています。そして、汁は勿論、藪伝統の辛口です。
 「ざるそば」は、水切れの良いように裏返した竹の盆ざるに盛られて出てきます。



 「玉子とじ」は、かけ汁を火にかけ、「の」の字を書くように箸で回し、玉子が帯になるように流し入れ、頃合で火を止めるそうで、職人の技が光る一品です。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。



★池の端 藪蕎麦
  所在:東京都文京区湯島3-44-7
  電話:03(3831)8977
  品代:酒600円、焼海苔500円、天だね900円、ざるそば600円、玉子とじ750円