蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

蕎麦COMBO WATANABE(港区南青山)の「もつ煮ソバ」「パクチーそば」

2012年05月03日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年5月某日 調査・登録】
 本日は、4月26日にオープンしたばかりの「渋谷ヒカリエ」を見学するために渋谷へやって来ました。少しお歳を召された方なら「プラネタリウムのあった東急文化会館跡地にできた施設」と申し上げた方が分かりやすいかもしれません。地上34階、地下4階建ての複合施設で、地下3階から地上5階の商業施設には主に女性向けの衣料品や雑貨、食料品店が入っています。レストランやミュージカル劇場なども備えており、「文化の発信拠点」として活躍することが期待されています。


 さて、その後はブラブラ表参道まで散歩し、こちらの店「蕎麦COMBO WATANABE」に入りました。有名ラーメン店「一風堂」が経営する店です。信州そばを製造する渡辺製麺(長野県茅野市)の伝統的な蕎麦の技と、「一風堂」が培ってきたラーメンのノウハウを融合(=COMBO)させた新しいスタイルの蕎麦BARです。メニューは、冷たい蕎麦を温かいつけ汁に浸していただく「つけ蕎麦」が主体です。店舗は「一風堂」に一度入店してから別の扉を開けて入るという「ショップインショップ」形式が採られています。BGMには何と「マンボ」が流れています。



 こちらは、博多名物のもつ鍋から着想された「もつ煮ソバ」です。渡辺製麺の麺が使われ、つけ汁の出汁は鹿児島県山川産の鰹節の厚削りがベースになっています。もつ煮のジビエ風の味わいと日本蕎麦の融合が見事です




 こちらは、そばの上にたっぷりとパクチーが載せられた「パクチーそば」です。パクチーはご案内のように東南アジア料理などに使われる独特の香りと味わいを持つ香草です。その個性的な香りゆえに、好みは分かれるところでしょうが、汁に入ったレモンのスライスとともにその爽やかな味わいが、日本蕎麦とのコラボで、これまでになかった新しい味わいを創り出しており、結構美味しく感じます。なお、お好みでオリーブオイルを掛けていただきます。




 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★蕎麦COMBO WATANABE
  所在:東京都港区南青山3-8-37第2宮忠ビル地下1階
  電話:03-5772-1521
  品代:もつ煮ソバ790円、パクチーそば890円