蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

東白庵かりべ(新宿区若宮町)の「玉子焼き」「海老の味噌焼」「納豆そば」「田舎せいろ」等

2012年05月19日 | 蕎麦屋(都内)
【平成24年5月某日 調査・登録】
 神楽坂には美味しい蕎麦屋が多くあります。ミシュランの星に輝いたことで有名な蕎楽亭の前の道をさらに奥に入った路地にあるのがこちらの店「東白庵かりべ」です。店主の苅部氏は柏の「竹やぶ」の阿部孝雄氏の弟子で、昨年7月末に閉店した「竹やぶ 六本木ヒルズ店」の店主を務めていました。
 《前回のこちらの店の本店の調査・登録:せいろそば・とろろそば



 まずは「お通し」です。左は溶き卵が出汁の効いた温かい汁の中に入ったものですが実に美味です。これだけで十分に一品料理になります。


 はじめに喉を潤すためにいただいたのが「八海山泉ビール ヴァイツェン」です。南ドイツのヴァイツェンというビアスタイルでできています。原料に小麦が使われているため爽やかでクリーミーな味わいが楽しめます。


 次にいただいた肴は「玉子焼き」です。甘さ控えめでお酒のアテにぴったりです。



 ということで、次のお酒は福井の「黒龍 純米吟醸」です。厳選された福井県産五百万石を贅沢に仕込み、米本来の旨みを引き出した逸品です。香りと味、二つのハーモニーが醸しだされた深い旨さがあります。


 次の肴は「海老の味噌焼」です。香ばしく焼かれた才巻海老と甘めの濃厚な味噌がベストマッチしています。頭から尻尾までいただくことができます。


 次のお酒は店主お薦めの「おろしそば職人」です。福井県産の蕎麦を100%使用したそば焼酎です。香り高く爽やかな飲み口が特徴です。


 さて、いよいよそばです。こちらは「納豆そば」です。よく混ぜていただきます。通常は卵の黄身も付きますが外してもらいました。




 こちらは玄そばを皮ごと石臼で挽いて作られた「田舎せいろ」です。他店の田舎そばと比較すると、細めでボソボソ感もなくノド越しが爽やかです。そば、汁ともに実に美味です。



 仕上げは勿論「そば湯」です。「ごちそうさま」で店をあとにしました。


★東白庵かりべ
  所在:東京都新宿区若宮町11-7
  電話:03-6317-0951
  品代:八海山泉ビール ヴァイツェン330円、玉子焼き600円、黒龍 純米吟醸1,500円、海老の味噌焼(2本)700円、
     おろしそば職人700円、納豆そば1,200円、田舎せいろ1,000円