(つづき)
3.「151番」「152番」の「特快」廃止
2016年春からの、「151番」「152番」に「快速」と「特快」がある状態が解消され、「快速」に一本化される。
現在の停車停留所はこちらの記事を参照のこと。
改正後の福岡タワー発着の「快速」は、天神北~ヤフオクドーム間で「伊崎」にのみ停車、ということになる。
2015年春、2016年春の改正で、速達系統の種別の整理が少しずつ行われ、市内路線では基本的に「急行」の表記をやめ、“郊外部で通過するバス停があるか否か”という基準に応じて、それがあれば「特別快速」、それがなければ「快速」という表記での運行(←かなり大雑把な言い方)という方針がとられ、その中で出てきた「151番」「152番」での「快速」と「特快」の併存だったが、やはりわかりにくかったようで、大方の予想通り、1年余りで軌道修正となった。
「野間四丁目」が、2つの種別併存のために負わされていた任務(?)からは解放される。
4.連節バス関連
2の話に戻るが、BRTの「回送」の営業運転化により、天神地区では、連節バスが従来の「都心部の循環」の役割に加え、「都心←→郊外」の役割を同時に担う局面が出てくることから、いろんな「例外」も出てくる。
例えば、ここ「天神コア前」には、「特快W」の那珂川営業所行きが、一日3本だけ停車することになる。
でも、それを以て「天神コア前」を“大橋・那珂川方面”の乗り場と案内することはやめたほうがよいと思われ、あくまで「例外」として扱うべきだと思う。
時刻表は、BRT用の標柱ではなく、既存のバステラス内の時刻表に並べて出すことになるのでしょうか。
あと、前回も触れたが、営業運転化される「回送」の連節バスが、「特快」として運行されるのに、既存の「特快」と停車停留所が必ずしも同じではない、というのは混乱の元になりそう。
3で述べた種別の整理には逆行するものの、「急行」を用いたり「連快」「連急」「新快」…など、新たな種別(というか愛称)を用いてもよかったのかも。
「需要があったとしても連節バスは物理的に停車できない」ようなバス停もありそうなことを考えたら、これからは、「急行」「特快」「快速」…などはどういう序列なのか??、ということを考えてももはや仕方なくて、あくまで、“停車パターンの違い”を伝えるための愛称だと割り切ったほうがよいのかもしれない。
ちなみに、今回新設分の「特快W」は、西鉄大橋駅~みやけ通り~那珂川営業所でも「特快W」として運行されるもよう。
最初はコンセプトを固めていても、時を経るごとに少しずつなし崩しになっていくパターンは事前の予想通りだが、理念とかコンセプトというものを、もっとしっかり管理する人が必要なのではないかとも思う。
(つづく)