10月1日にダイヤ改正。
「慢性的な乗務員不足や自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の改正による労働時間の制限(通称2024年問題)への対応を目的として実施」と明言されており、減便がメイン。
田川地区では「1番」「3番」「22番」「23番」の4つが一気に消え(実質的には4つではなく2つなのですが)、田川地区を運行する西鉄バスは「筑豊特急」と「10番」(田川~添田)の2つだけとなってしまう。
福岡地区でも廃止がいくつかあり、先日お伝えした「6番」郊外行きのキャナルシティ博多前経由のほか、
「12番」の桧原営業所行き
宇美ローカル「2番」(イオンモール福岡~上宇美)
「39番」「39B」の博多駅~大濠公園間
などが廃止となる。
「12番」の桧原営業所行きは、「60番」桧原循環線廃止に伴う代替として、「61番」片江営業所・福大病院行きと同時に運行を開始した系統だった(「61番」の片江、福大病院行きは2009年に既に廃止。こちらの記事も参照)。
当初は1時間2本程度運行されていたが、現状は1日2往復にまで減っていた。
西油山ハイツ行き、早良妙見東口行き、早良高校行き、四箇田団地行きなど、郊外に複数の行先を持っていた「12番」も、片江営業所行きと福大病院行きの2つだけとなる。
「2番」(イオンモール福岡~上宇美)は、イオンモール福岡がまだダイヤモンドシティだった2006年から運行されていたが、運行開始18年目で廃止に。
「39番」「39B」の博多駅~大濠公園間は、2014年、「2番」(前述の「2番」ではなく、福岡市内、金武線の「2番」)が博多駅まで行かなくなった際に走り始めた区間で(もっと昔は「38番」「39番」などは天神が始発でしたが)、昭和通り~博多駅の減便を補完する意味合いがあったのだが、これも廃止となり、昭和通り~博多駅は今よりさらに減便に。
「2番」の博多駅行きの廃止は、「2番」が「22番」「22N」と直通運行をするために行われたのだが、この直通運行も既に廃止になっているため、結果として、「単に不便になっただけ」「単に本数が減っただけ」という現実が残ってしまうという、なかなか寂しい状況である。
このほか、廃止ではないが「370番」「390番」も結構な減便。
都市高速経由の路線の淘汰がさらに進みます。
(つづく)
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