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福岡のバスのことなど・・

2025年3月15日ダイヤ改正(3)

2025年03月03日 |    ┣ ダイヤ改正2025

(つづき)
・箱崎ふ頭地区など

今回の改正で廃止となる「23-1番」。
箱崎ふ頭地区には、これまで「22-1番」「23-1番」天神方面から乗り入れ、「22-1番」は香椎浜車庫、「23-1番」は西鉄香椎との間を結んでいた。
今回、これらの2路線は(実質)廃止となり、新たに「4番」をベースにした「4-1番」が天神方面から乗り入れ、反対側は千早駅を通って八田団地、土井営業所と結ばれることになる。
また、「4番」の派生として現在も運行されている、千早駅から「3番」になって流通センター方面に向かう「4-3番」も箱崎ふ頭を経由することになるため、“天神から箱崎ふ頭へは「4-1番」と「4-3番」”という、ややわかりにくい状況が発生(箱崎ふ頭地区に通勤で利用する人だけが覚えればいいことなので、大きな問題ではないのかもしれません。「4-3番」は、本当は「4-1-3番」なのだが、それだともっとややこしいので)。

なお、リサイクルプラザ前~名島運動公園前の区間(名島弁天橋)の免許維持路線として、「22-1番」が土曜日に1本だけ残るもよう(先日の記事で「22-1番」は廃止と書いていましたが、厳密には廃止ではありませんでした)。
昨年春のダイヤ改正で免許維持区間となった「63番」の塩原橋~清水四丁目間や、「43番」のしののめ町雑餉隈駅入口も今回廃止となるようなので、「22-1番」の免許維持区間も来春には廃止になるかもしれません。

「4番」は、ダイヤ改正の度にいろんな任務を負わされて「雑用係」みたいになっているが、新ダイヤで、天神~箱崎ふ頭、千早駅~流通センター等の需要にちゃんと対応できればいいのですが。

なお、今回「4番」は、他にもルートが変更となり、蔵本~千鳥橋間が石城町経由から石堂大橋経由に変更となる(「4-1番」「4-3番」も)。
同時に「21番」も石城町経由から石堂大橋経由に変更となり、一般道路経由の減便をどうにか補って「幹線」の体裁を保ちたいという意図が感じられる。
この結果、蔵本交差点を博多五町~神屋町方向に往来する路線が消えることになる。

「21番」は、もともとは石堂大橋経由だったが、県庁が天神から東公園に移転する際、もともと石城町経由だった「29番」が県庁経由に変更されるタイミングで、代わりに「21番」が石城町経由になったという経緯があったと思うので、44年ぶりの石堂大橋経由ということになる(ただし、当時は石堂大橋には停車せず通過していたかもしれません)。

「4番」「21番」のルート変更により、石城町~築港口~千鳥橋間を走るのは「20番」のみとなり、同地区に数多くある専門学校の生徒さんたちには気の毒な状況となる。



23-1番」の始発地だった「西鉄香椎」は、「23-1番」だけでなく他の多くの路線も去って平日一日一本だけに。
かつては松崎流通センター青葉台入口青柳、薦野、古賀駅マリノアシティ高美台、美和台など、ここからいろんな所に行けた場所だったが、見る影もなくなる。


これも、一日一本、しかもここを始発とする路線のため、という相当贅沢な設備になる。


この待機場も。

新たな駅前広場を計画するとき、ロータリーにバス乗り場を造るということがこれまで当たり前のように行われてきたが、今後は、このような“ゴーストバスターミナル”が都市部にも大量に生まれる時代が来るのかもしれません・・。
(つづく)


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