(つづき)
赤の路線が点線から実線に変更となり(「1-2番」廃止、「1-6番」新設)、
黄色の路線「1-4番」が橋本駅に延び、
姪浜駅南口を出発して、黄色→赤、赤→黄色の連続運行で姪浜駅南口に戻ってくる路線も新設される。
「1-4番」には、従来のルート“橋本駅は行きません”も残る。
連続運行便も野方止めも、橋本駅~野方間は「1-6番」として運行されるもよう。
「1-2番」から「1-6番」への変更で、姪浜駅から福重に行くバスがなくなる。
こう聞くと一大事だが、ピンポイントの「福重」というバス停に行くバスがなくなる、というだけで、福重地区に行くバスがなくなるわけではないです。
なお、「1-2番」は、「1番」が「1番」「1-4番」「1-5番」に分割される時点で既に存在していた路線である(もともとは宮の前団地までの運行)。
また、「1番」が分割される前には、姪浜駅~橋本~野方~拾六町~姪浜駅というループ路線が運行されていたこともあった。
3年前の記事で、
“野方地区~姪浜駅への足として見た場合、「526番」は、運行時間帯や本数からみると従来の「1-2番」の代替という位置付けなのだが、「1-2番」とはつつじケ丘団地~石丸新町間のルートが異なり(「1-2番」は福重、新室見経由で、「526番」は中村、白十字病院経由)、これまでになかったルートということになる。
直通で行けそうで行けないところをつないでいくという意味では、現在の「65番」のようなイメージでしょうか。
今後もし、「526番」のルートで姪浜駅南口止めや九州医療センター行きの便ができることになれば、その番号は「1-6番」になりそうだが、こうなってくると、番号が「散らかり過ぎ」の感が否めなくなる”
と、「1-6番」の出現可能性について触れたが、「1-2番」を廃止とすることにより、番号の「散らかり過ぎ」を回避したカタチ。
また、今年春から「526番」が生松台を回らなくなったため、「6」を共通にしていながら、「1-6番」と「526番」ではルートが異なることとなった(一方で「1-5番」と「525番」は同じルート)。
「1-4番」の大部分が橋本駅経由となることにより、姪浜駅~橋本駅間の本数が大幅に増える。
従来の姪浜駅~橋本駅間の路線は遠回りが基本だったので、今回、遠回りせずに2つの駅を結ぶ路線ができることで、実質的には姪浜駅から橋本駅への路線の「新設」と言えそう(厳密には、現在でも遠回りではない路線も数本あるので、あくまで「実質的には」)。
過去の記事で、
“仮に、路線バス事業を西鉄ではなく福岡市が行っていたならば、姪浜駅から郊外への本数が大幅に減ったり、都市高速路線がここまで充実することはなく、新たに「姪浜駅~橋本駅」「室見駅~橋本駅」「九大学研都市駅~橋本駅」などの路線もできていたかもしれない”
と書いたことがあったが、時代が変わってきたということでしょうか。
…と、いうことではなく、2つの駅を結ぶ、というよりは、橋本駅そばの大型商業施設「木の葉モール橋本」への需要をやはり無視できないということではないかと思われ(そのようなご意見もいただきました)、「地下鉄七隈線には乗ってほしくないけど、買い物客も見込めそうだしねぇ」というジレンマが感じられる。
「1-2番」廃止、「1-4番」ルート変更は、「アピロス(現在のイオン福重店)から木の葉モールへ」という時代の流れも反映しているのかも。
(つづく)
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