スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

トゥインクルレディー賞&第二の証明の難点

2006-09-14 22:21:22 | 地方競馬
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 今晩のトゥインクルレディー賞。オルレアンが注文通りに逃げたのですが,外からエムケーファイヴに執拗に絡まれ,息の入らない苦しい展開。向正面で後方に控えていたテンセイフジが一気に進出し,アヤパンもこれに先を越されまいと上がっていき,3コーナーから4コーナーにかけてはこの4頭が雁行する形に。これを見ていたベルモントノーヴァが進出を開始すると,外からエトワールフルーヴも捲り上げていきました。直線ではこの2頭よりさらに仕掛けを遅らせたアウスレーゼが大外から鋭く伸びてこれらをまとめて交わして優勝。ベルモントノーヴァが2着でエトワールフルーヴが3着,テンセイフジは4着でした。ゆっくり仕掛けた馬が上位に入るという典型的な追い込みの競馬で,初重賞制覇となった真島大輔騎手には会心の騎乗であったと思われます。この馬は今年になって3勝,2着4回といういわゆる上がり馬で,ここでは辛いのではないかと思って軽視したのですが,現在の調子のよさを生かした感じです。2着のベルモントノーヴァは安定性には欠きますが,アウスレーゼ相手ならこの程度は走ってもおかしくないでしょう。テンセイフジは競馬がやや強引すぎた感じで,アヤパンとオルレアンは展開面がやや不利,グリーンベイはまだ3歳で,ここでは力不足であったようです。いずれにしてもひどい予想でした。
 明日から取手記念が開催されます。

 第二の証明は,神が実在することの証明としては完全であると僕は考えます。ここでは神を絶対に無限な実体と置き換えた方が分かりやすい印象ですが,絶対に無限な実体の存在を排除する原因はどこにもないのですから,それは必然的に存在するということになるからです。つまり,仮に定義六の性質が名目的なものにすぎないとしても,この証明によって,名目的に定義されている神が実在するということが明らかになったと思います。ただし,ここでのテーマという観点からあえてこの証明の難点をいうならば,この定理の前提,すなわち,神が存在しないのであれば存在しない合理的な原因がなければならないということが,エチカに訴える限りでは,まさにここで問題としている公理三に依拠しているということです。実際にはこの前提は,弱い意味に訴えるだけで導き出すことが可能だと僕は思いますし,弱い意味には何も問題がない以上はこれで十分であるとも思いますが,公理三に問題があるのではないかと考える場合に,その公理三自身に訴えるということは,本末転倒であると思われるかもしれませんので,念のために第三の証明も確認しておくことにします。
コメント
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