ダービーグランプリ。
ここはこれといった先行馬がいない組合せで,バンブーエールが逃げる展開。1~2コーナーで少し離したのですが,向正面に入ると後続も徐々に追い上げました。それでもスローペースは変わらず,馬順もほとんど変わらぬまま。結局,この位置取りが結果のほとんどを左右したような競馬で,2番手につけていたマンオブパーサーが最後の直線で粘るバンブーエールをわずかに交わして優勝。バンブーエールが2着で,道中3番手の地元の上がり馬,サイレントエクセルが3着,4番手のヤマタケゴールデンが4着で5番手のシルクウィザードが5着。以下は離れて,ナイキアースワーク,オウシュウクラウンの順でした。
僕は競馬では能力を重視し,展開はあまり考えないので,展開面が結果に大きく影響するレースではこういうひどい予想になることがままあります。勝ったマンオブパーサーは2月のヒヤシンスステークスでフラムドパシオンの2着。かえすがえすもあの馬の故障は残念です。
実在性とは存在する力という観点からみた限りでの本性であるというのが僕の考え方ですが,力というのは僕が思うにスピノザ哲学ではやや特殊な意味があります。というのは,僕たちは一般に,ある事物に力があるというとき,その事物にそのあることをなす潜在的な可能性があるというようなことを意味することがありますが,スピノザはそういう可能的な力というのは一切認めず,力とは常に現実的なものであると考えています。
したがって,存在する力というのを例にするなら,ある個物が現実的に存在する場合には,それ自体がその個物の力なのであり,逆に何らかの原因によってその個物の存在が排除されている場合(その個物が現実的には存在しない場合)には,それ自体がその個物の無能力(力の反対の意味で)を示しているということになるのではないかと思います。
そしてこれは,スピノザがあらゆるものは必然であるか不可能であるかのどちらかで,偶然とか可能というものはないと考えていることに関係しているように思います。なぜなら,必然であるものはそれ自体がひとつの力であり,不可能であるものはそれ自体がひとつの無能力であるということになるように思うからです。
ここはこれといった先行馬がいない組合せで,バンブーエールが逃げる展開。1~2コーナーで少し離したのですが,向正面に入ると後続も徐々に追い上げました。それでもスローペースは変わらず,馬順もほとんど変わらぬまま。結局,この位置取りが結果のほとんどを左右したような競馬で,2番手につけていたマンオブパーサーが最後の直線で粘るバンブーエールをわずかに交わして優勝。バンブーエールが2着で,道中3番手の地元の上がり馬,サイレントエクセルが3着,4番手のヤマタケゴールデンが4着で5番手のシルクウィザードが5着。以下は離れて,ナイキアースワーク,オウシュウクラウンの順でした。
僕は競馬では能力を重視し,展開はあまり考えないので,展開面が結果に大きく影響するレースではこういうひどい予想になることがままあります。勝ったマンオブパーサーは2月のヒヤシンスステークスでフラムドパシオンの2着。かえすがえすもあの馬の故障は残念です。
実在性とは存在する力という観点からみた限りでの本性であるというのが僕の考え方ですが,力というのは僕が思うにスピノザ哲学ではやや特殊な意味があります。というのは,僕たちは一般に,ある事物に力があるというとき,その事物にそのあることをなす潜在的な可能性があるというようなことを意味することがありますが,スピノザはそういう可能的な力というのは一切認めず,力とは常に現実的なものであると考えています。
したがって,存在する力というのを例にするなら,ある個物が現実的に存在する場合には,それ自体がその個物の力なのであり,逆に何らかの原因によってその個物の存在が排除されている場合(その個物が現実的には存在しない場合)には,それ自体がその個物の無能力(力の反対の意味で)を示しているということになるのではないかと思います。
そしてこれは,スピノザがあらゆるものは必然であるか不可能であるかのどちらかで,偶然とか可能というものはないと考えていることに関係しているように思います。なぜなら,必然であるものはそれ自体がひとつの力であり,不可能であるものはそれ自体がひとつの無能力であるということになるように思うからです。