スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

マイナビ女子オープン&類型

2009-07-02 19:47:43 | 将棋
 矢内理絵子女王の先勝で迎えた第2期マイナビ女子オープン第二局。後手・岩根忍女流二段の四間飛車。先手天守閣美濃から端玉銀冠,後手も銀冠の持久戦。結果的に先手が手損しての仕掛け。少し苦慮する展開だったのかもしれません。その後,角交換に。
           
 第1図は2四で角交換となり,飛車で取ったところ。先手はここで▲3三角。両取りを防ぐ手はひとつで△5四飛。打った角は飛車を釘付けにする以上の働きはあまりなく,しかし後手も飛車を動かせません。この状態が部分的にでも均衡を保っていたのではないかと思います。これが20手ほど続きました。
           
 第2図は先手が▲8四歩と叩いたのを△同銀と取ったところ。ここで▲5六歩。これには△6六歩,△6四銀,△4四銀もありそうですが実戦は△6六銀。以下▲同銀△同歩▲同角成で第3図。
           
 ここで均衡状態は崩れました。要所に馬として引き付けた先手が,部分的にではあれ得をしたように思います。この後,後手はやや粘りを欠くような指し方となってしまい,将棋は先手が勝っています。
 矢内女王が2連勝で防衛まであと1勝。第三局は15日です。

 インスリンの分泌に関係する問題は,このようにして量と質との問題に分類できるのですが,この分類は,もしも医学的に厳密を期そうとするならば非常に大雑把ないい方となってしまうのですが,糖尿病という病気そのものの類型として考えることができます。
 基本的に,量的な問題が生じて糖尿病といわれる状態が発症するとき,これはⅠ型糖尿病といわれます。そうではなくて質的な面があるいは機能的な面が問題になる場合には,Ⅱ型糖尿病といわれます。実際には糖尿病の類型はほかにもありますが,ここではこのふたつだけをあげておくだけで十分かと思います。というのは,日本人が糖尿病と診断される場合,95パーセントくらいまではⅡ型糖尿病ですので,一般的に糖尿病ということばが含意している病気はこのⅡ型糖尿病のことであるという点がひとつ,そして僕が診断されたのはⅠ型糖尿病であるという点がもうひとつです。
 Ⅰ型であるかⅡ型であるかで最も異なってくるのは,その治療法です。Ⅰ型の場合,インスリンそのものがすい臓からまったく分泌されない,あるいは少量しか分泌されないわけですから,インスリンそのものを補わなければなりません。よってこの場合は日々のインスリン注射,とくに食前の注射が欠かせないということになります。一方Ⅱ型の場合には,インスリンは分泌されていますので,その機能性を高めることが重要です。よってこの場合にもインスリン注射を治療として行うことがありますが,飲み薬のみで対処する場合もあります。実は僕は父も糖尿病で入院の経験があるのですが,父の場合は僕と異なりⅡ型ですので,現在は飲み薬のみの治療になっています。
コメント
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