スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ゴールドカップ&量と質

2009-07-01 19:13:17 | 地方競馬
 昨年から条件を変えて復活した第47回ゴールドカップ
 先手を奪ったのはノースダンデー。これをトップサバトン,クレイアートビュン,ウツミランカスターと人気どころが追う展開。ペース自体は速かったのですが,現状のスピード能力の違いから後ろの馬は追走で手一杯という形。競馬は前の4頭の争いに。ずっと楽な手応えのまま直線に入ってきたノースダンデーが,最後は突き放し,2馬身半の差をつけて完勝。2着は一番外を回ったクレイアートビュンで,最内を突いたウツミランカスターを抑えたトップサバトンが3着を確保しました。
 優勝したノースダンデーは5月の川崎マイラーズに続く南関東重賞連勝で通算3勝目。今日は前走と異なり,斤量面の恩恵を受けずに勝てましたので,課題をひとつクリアしたといえると思います。次はやはりうまく先手を奪えなかった場合にどうなるかという点ではないでしょうか。
 鞍上は船橋の左海誠二騎手。川崎マイラーズ以来の今年の南関東重賞2勝目。まだ条件が異なる1998年に勝っていますので,ゴールドカップは一応2勝目となります。管理するのは船橋の林正人調教師で,こちらは純粋にゴールドカップ初制覇です。

 インスリンの分泌に関して人間の身体に生じる問題というのは,主に量の問題と質の問題のふたつがあります。実際にはこの両方が重なっている場合もあるかと思いますが,このふたつははっきりと分節できるくらいに異なった問題であるといえると思います。
 量の問題というのは単純なもので,何らかの原因によって分泌されるインスリンの量が皆無になってしまうか,あるいは皆無ではなくても減少してしまうというものです。すでに説明したように,血糖値を下げる効果を果すホルモンは人間の身体にあってはインスリンだけですので,これが生じれば当然ながら血糖値はまったく下がらないか,十分に下がらなくなるわけで,必然的に糖尿病になります。
 質の問題というのは,別にインスリンが質的に変化してしまうということではありません。インスリンは十分に分泌されている,あるいは量的に減少していても,さほど問題にならない程度は確保されているけれども,やはり何らかの原因によって,その効果あるいは機能が十全に果されないということです。つまり,インスリンは血液中の糖分が細胞内に取り込まれるのを扶助する機能があると説明したのですが,インスリンの量は十分に確保されているのに,この機能が十全に果されない状態になることを,僕はここで質的な問題といっているのです。この場合は,血糖値はある程度は下がる,あるいは量的な問題が生じた場合と比較するなら低下するでしょうが,必ずとはいえないまでも十分には下がらないということになる場合は考えられ,その場合にはやはり糖尿病と診断されることになります。
 なお,量の場合も質の場合も,それが生じることに関して何らかの原因と僕はいいましたが,いずれの場合も,はっきりとした原因は解明されていませんし,また,あるひとつの原因というように断定することは難しいようです。
コメント
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