挑戦者の逆転勝ちで迎えた第3期マイナビ女子オープン五番勝負第二局。
矢内理絵子女王の先手で甲斐智美二段は得意のごきげん中飛車。③AⅡとなり後手は角交換から飛車を2筋に転換し銀冠からもう1枚の銀も自玉に引きつけ,先手は6筋の位を取って厚みを築く持久戦に。先手は5筋の歩を交換し,その歩を垂らしました。
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先手はここで▲5三角と打ち込んでいきました。何とも大胆な攻め方ですが,と金ができるので悪くはないのでしょう。続いて6筋も突き捨てまた歩を垂らし金を打ちこんでいきました。対して後手は2枚の角を打って反撃(第2図)。
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先手はここで▲1八飛と逃げましたが,この角は第1図以下の手順でと金を作るために捨てたものですから,ここで逃げるのではその攻めにまずいところがあったといっているも同然という気はします。あるいは第一局で飛車を取らせて負けたことが脳裏をよぎったのかもしれません。
ただしこれで先手が決定的に悪くなったというわけではなく,千日手には持ち込めそうでした。後手が打開したのでむしろ先手にチャンスが来たかもしれませんが,感想の通りその後の受け方を誤り,あとは一直線で後手の勝ちになっています。
甲斐二段が連勝で初タイトルに王手。矢内女王はここ最近の将棋の内容がひどく冴えないように感じられ,ピンチではないでしょうか。第三局は19日です。
第三部定理一一というのは,次のふたつの点に注意しさえすれば,かなり容易に証明することができる定理です。
第一に,第二部定理一一により,人間の精神の現実的有を構成する対象はその人間の身体です。つまり人間の精神というのは,自分の身体の観念のことです。これを平行論に則って考えるなら,ある人間の身体とその人間の精神は同一個体であるということになります。
第二に,第二部定理七により,観念の秩序と物体の秩序は同一です。いい換えれば平行論における同一個体においては,その秩序が完全に一致するということになります。
これらのことから,もしもAという物体があって,このAによってXという人間の身体の活動能力が増大されるならば,Xという人間の身体とXの精神は同一個体ですし,Aという物体とAという物体の観念も同一個体ですから,その秩序も一致するということになり,Aの観念によってXの精神が働く力は増大されるということになるでしょう。逆にもしBという物体によってXの身体の活動能力が阻害されるのであれば,同様の理屈によってXの精神が働く力はBの観念によって阻害されるということになります。
そこでこのことを一般化していえば,ある人間の身体の活動能力を増大ないしは促進するものの観念は,この人間の精神の活動能力を増大ないしは促進し,逆にある人間の身体の活動能力を減少ないしは阻害するようなものの観念は,この人間の精神の活動能力を減少ないしは阻害するということになりますから,これで第三部定理一一は十分に証明できたということになります。
第一の点も第二の点も,平行論からダイレクトに導き出すことができるものですので,要するにこの定理は,平行論からの直接的帰結ということになるかと思います。
矢内理絵子女王の先手で甲斐智美二段は得意のごきげん中飛車。③AⅡとなり後手は角交換から飛車を2筋に転換し銀冠からもう1枚の銀も自玉に引きつけ,先手は6筋の位を取って厚みを築く持久戦に。先手は5筋の歩を交換し,その歩を垂らしました。
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先手はここで▲5三角と打ち込んでいきました。何とも大胆な攻め方ですが,と金ができるので悪くはないのでしょう。続いて6筋も突き捨てまた歩を垂らし金を打ちこんでいきました。対して後手は2枚の角を打って反撃(第2図)。
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先手はここで▲1八飛と逃げましたが,この角は第1図以下の手順でと金を作るために捨てたものですから,ここで逃げるのではその攻めにまずいところがあったといっているも同然という気はします。あるいは第一局で飛車を取らせて負けたことが脳裏をよぎったのかもしれません。
ただしこれで先手が決定的に悪くなったというわけではなく,千日手には持ち込めそうでした。後手が打開したのでむしろ先手にチャンスが来たかもしれませんが,感想の通りその後の受け方を誤り,あとは一直線で後手の勝ちになっています。
甲斐二段が連勝で初タイトルに王手。矢内女王はここ最近の将棋の内容がひどく冴えないように感じられ,ピンチではないでしょうか。第三局は19日です。
第三部定理一一というのは,次のふたつの点に注意しさえすれば,かなり容易に証明することができる定理です。
第一に,第二部定理一一により,人間の精神の現実的有を構成する対象はその人間の身体です。つまり人間の精神というのは,自分の身体の観念のことです。これを平行論に則って考えるなら,ある人間の身体とその人間の精神は同一個体であるということになります。
第二に,第二部定理七により,観念の秩序と物体の秩序は同一です。いい換えれば平行論における同一個体においては,その秩序が完全に一致するということになります。
これらのことから,もしもAという物体があって,このAによってXという人間の身体の活動能力が増大されるならば,Xという人間の身体とXの精神は同一個体ですし,Aという物体とAという物体の観念も同一個体ですから,その秩序も一致するということになり,Aの観念によってXの精神が働く力は増大されるということになるでしょう。逆にもしBという物体によってXの身体の活動能力が阻害されるのであれば,同様の理屈によってXの精神が働く力はBの観念によって阻害されるということになります。
そこでこのことを一般化していえば,ある人間の身体の活動能力を増大ないしは促進するものの観念は,この人間の精神の活動能力を増大ないしは促進し,逆にある人間の身体の活動能力を減少ないしは阻害するようなものの観念は,この人間の精神の活動能力を減少ないしは阻害するということになりますから,これで第三部定理一一は十分に証明できたということになります。
第一の点も第二の点も,平行論からダイレクトに導き出すことができるものですので,要するにこの定理は,平行論からの直接的帰結ということになるかと思います。