2日目にルーキーチャンピオンレースが行われた武雄記念は今日が決勝(動画)でした。
並びは海老根-武井の千葉,市田-星島の西日本,坂本-荒井-松岡-梶応-吉岡の西国。
号砲が鳴るや武井が飛び出し海老根の前受け。3番手に市田で5番手から坂本の周回。残り2周のホームから坂本が上昇し,バックで海老根を叩くと,海老根は一旦は引く構え。しかし打鐘で坂本が流したのを見てインを上昇。武井が松岡をどかして海老根が3番手に。市田は後方となり圏外。ホームから坂本の先行。5番手となった松岡がバックで外を上昇。海老根の外に並び掛けて海老根は動けず。残り半周から荒井が発進。うまく松岡がつけ直して直線勝負も,振り切った荒井の優勝。松岡が2着で3着には武井。
優勝した佐賀の荒井崇博選手は一昨年11月の玉野記念以来となる記念競輪11勝目。地元となる当地は一昨年も優勝していて2勝目。前の坂本,一旦は連結を外したものの後ろの松岡が共に頑張ってくれたことによる優勝。海老根に早く発進されていたらもっと苦しかったかもしれません。年齢的に考えてもまだ終る選手ではない筈で,もっと上での活躍を目指してほしいです。
人間の精神が受動によってある混乱した観念を形成する場合には,たとえその結果としてその完全性が減少したり阻害されたりしたとしても,精神自身が自己の有に固執しているという傾向と矛盾していないということは,実は精神の場合よりも人間の身体の場合で考えた方が経験的にもより明らかです。そこで僕自身の場合を実例に採用してこれを説明します。なお,人間の身体とその人間の精神は同一個体ですから,秩序が一致するという点に留意してください。
昨年のシックデイのとき,結果からいえばこれは唾石という異物が僕の身体に対してある作用をなしたということになります。これにより一時的にではありますが僕の身体には血糖値の高騰という現象が生じました。そこでもしもこの事実だけを抜粋していえば,この時期の僕の身体の実在性は,その前後と比較してより小なる状態であったということになります。いい換えれば唾石からの受動によって僕の身体の完全性は減少しました。
しかし何度かの検査を経て,喉に針を入れて中の物体を抽出した結果,僕の唾液の中にはクラスでいえば2,すなわち白血球が認められました。しかしこれが認められたということは,むしろ僕の身体が唾石という異物に対して抵抗しようとしていたことの証です。つまり僕の身体は,結果としてはその実在性が減少したのだとしても,むしろ実在性を維持しようとする傾向を有していたことが明らかに認められるのです。
第四部公理にあるように,どんなものでも個物にはそれを凌駕する力を有するものがあるわけですから,どんな個物であれ,単に自己の有に固執するという傾向だけをもってしてその実在性を維持ないしは促進し続けられるわけではありません。しかし結果として実在性が維持あるいは促進できなかったとしても,この事実だけを理由として,個物には自己の有に固執する傾向があるということを否定することもできないのです。
並びは海老根-武井の千葉,市田-星島の西日本,坂本-荒井-松岡-梶応-吉岡の西国。
号砲が鳴るや武井が飛び出し海老根の前受け。3番手に市田で5番手から坂本の周回。残り2周のホームから坂本が上昇し,バックで海老根を叩くと,海老根は一旦は引く構え。しかし打鐘で坂本が流したのを見てインを上昇。武井が松岡をどかして海老根が3番手に。市田は後方となり圏外。ホームから坂本の先行。5番手となった松岡がバックで外を上昇。海老根の外に並び掛けて海老根は動けず。残り半周から荒井が発進。うまく松岡がつけ直して直線勝負も,振り切った荒井の優勝。松岡が2着で3着には武井。
優勝した佐賀の荒井崇博選手は一昨年11月の玉野記念以来となる記念競輪11勝目。地元となる当地は一昨年も優勝していて2勝目。前の坂本,一旦は連結を外したものの後ろの松岡が共に頑張ってくれたことによる優勝。海老根に早く発進されていたらもっと苦しかったかもしれません。年齢的に考えてもまだ終る選手ではない筈で,もっと上での活躍を目指してほしいです。
人間の精神が受動によってある混乱した観念を形成する場合には,たとえその結果としてその完全性が減少したり阻害されたりしたとしても,精神自身が自己の有に固執しているという傾向と矛盾していないということは,実は精神の場合よりも人間の身体の場合で考えた方が経験的にもより明らかです。そこで僕自身の場合を実例に採用してこれを説明します。なお,人間の身体とその人間の精神は同一個体ですから,秩序が一致するという点に留意してください。
昨年のシックデイのとき,結果からいえばこれは唾石という異物が僕の身体に対してある作用をなしたということになります。これにより一時的にではありますが僕の身体には血糖値の高騰という現象が生じました。そこでもしもこの事実だけを抜粋していえば,この時期の僕の身体の実在性は,その前後と比較してより小なる状態であったということになります。いい換えれば唾石からの受動によって僕の身体の完全性は減少しました。
しかし何度かの検査を経て,喉に針を入れて中の物体を抽出した結果,僕の唾液の中にはクラスでいえば2,すなわち白血球が認められました。しかしこれが認められたということは,むしろ僕の身体が唾石という異物に対して抵抗しようとしていたことの証です。つまり僕の身体は,結果としてはその実在性が減少したのだとしても,むしろ実在性を維持しようとする傾向を有していたことが明らかに認められるのです。
第四部公理にあるように,どんなものでも個物にはそれを凌駕する力を有するものがあるわけですから,どんな個物であれ,単に自己の有に固執するという傾向だけをもってしてその実在性を維持ないしは促進し続けられるわけではありません。しかし結果として実在性が維持あるいは促進できなかったとしても,この事実だけを理由として,個物には自己の有に固執する傾向があるということを否定することもできないのです。